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HDD×14台でサーバーを構築、フルタワーケース「Define 7 XL」の高い拡張性を活用!

ハイエンドもサーバー用途も行けるFractal Designの最新EE-ATX対応ケース text by 坂本はじめ

Fractal Design Define 7 XL。
実際に大量のHDDを組み込みでみた。

 今回のレビューで紹介するのは、Fractal Designのフルタワーケース「Define 7 XL」だ。

 新時代の汎用PCケースを「定義(Define)」したFractal Designの最新モデルで、前回レビューしたミドルタワーケース「Define 7」の大型版といえる製品で、基本的な機能などは共通化されつつ、最大18台の3.5インチHDDや、EE-ATX規格のマザーボードを搭載できる驚異の収容能力を備えている。

 今回、Fractal Designの新作フルタワーケースの外観と基本的な仕様を確認しつつ、実際に大量の3.5インチHDDを組み込んでみた。大量のHDDを搭載する際の注意点などと合わせて、Define 7 XLの優れた収容能力をチェックしてみよう。

EE-ATXやSSI-EEBに対応するフルタワーケース左サイドパネルの違いで3種類のバリエーションを用意

Define 7 Black Solid (FD-C-DEF7A-01)。

 Fractal DesignのDefine 7 XLは、先日登場したミドルタワーケース「Define 7」をそのまま大型化したようなフルタワーケースだ。

 本体サイズは240×566×604mm(幅×高さ×奥行)で、対応マザーボードはEE-ATX、SSI-CEB、SSI-EEB、E-ATX、ATX、microATX、Mini-ITX。

 黒を基調としたDefine 7 XLにカラーバリエーションは存在しないが、左サイドパネルの違いによるバリエーションモデルが用意されている。バリエーションは3種類で、標準仕様の防音シート付き金属パネル(Solid)、強化ガラスパネル(TG Light Tint)、スモーク仕様の強化ガラスパネル(TG Dark Tint)。今回のレビューで紹介するは、強化ガラスパネル採用の「Define 7 XL TG Light Tint」だ。

正面。
背面。
左側面。
右側面。

静音と冷却を選択できる2種類のトップカバー、フロントやサイドにも防音シート装備

 Define 7 XLの天板は、Define 7同様に着脱可能なカバーを採用しており、防音シートが貼付された標準カバーの他に、通気口を設けた冷却志向のカバーが同梱されている。

 このトップカバー交換方式はコストが掛かる設計ではあるものの、ユーザーが静音性と冷却性の選択が可能であるだけでなく、継ぎ目のないスマートな見た目の天板を実現できる。汎用性とルックスを両立するトップカバーは、Fractal Designのこだわりが感じられるポイントだ。

 また、サイドパネルとフロントパネルにも防音シートが貼付されており、静音性が意識された造りになっている。

Define 7 XLもトップカバー交換方式を採用。標準の静音カバーと、同梱の冷却カバーを自由に交換できる。
静音カバーの裏面には防音シートが貼付されている。
標準の静音カバー搭載時。
通気口を設けた冷却カバー搭載時。
サイドパネルにも防音シートを貼付。
フロントパネル裏面にも防音シートを備える。

 天板前面に配置されたフロントパネルインターフェイスは、USB 3.1 Gen2(Type-C)、USB 3.0×2、USB 2.0×2、音声入出力。

天板前面に配置されたフロントパネルインターフェイス。
フロントパネルインターフェイス用の内部接続コネクタ。

ドアタイプのフロントパネルを採用、5インチベイにアクセス可能

フロントパネルは開閉可能なドアタイプ。パーツを付け替えることで、ドアは右開き/左開き好きな方向で使用できる。

 Define 7 XLのフロントパネルは、ヘアライン仕上げのアルミパネルを装備したフラットなデザインを採用している。

 フロントパネルは開閉可能なドア仕様で、開くことでフロント通気口用のダストフィルターと5インチベイにアクセスできる。Define 7同様、ヒンジの取り付け位置を変更することでドアの開閉方向を変えることも可能だ。

ドアを開放したところ。ダストフィルターと5インチベイにアクセスできる。
フロント通気口用のダストフィルター。5インチベイ部分は独立している。

 Define 7 XLの5インチベイは、標準ではファンステイとなっているため、利用するには同梱の5インチベイ固定用パーツに換装する必要がある。

 5インチベイ固定用パーツを取り付けたDefine 7 XLでは、2つの5インチオープンベイを利用できる。5インチベイ用のベイカバーも一つ同梱されているので、オープンベイをひとつしか使わないユーザーも安心だ。

5インチベイ部分には、標準ではファンステイが取り付けられている。
5インチベイの利用には、標準のファンステイを同梱の5インチベイ用パーツ(写真右)に交換する必要がある。
5インチベイ用パーツを搭載したところ。2つの5インチオープンベイとして利用できる。
5インチベイを1つしか使わない時のためのカバーも同梱されている。

内装は「オープンレイアウト」と「ストレージレイアウト」を選択可能ストレージレイアウトでは最大18台もの3.5インチHDDを搭載可能

 Define 7 XLのケース内部には、左右のサイドパネルを外すことでアクセスできる。左側面がマザーボードなどの主要パーツの収納スペースで、右側面は配線やストレージ用のスペースとなっている。

 Define 7 XLの内装はモジュラー化されており、ケースフロント側に配置された「ストレージプレート」の位置を変更することで、水冷パーツや大型ビデオカードの搭載に適した「オープンレイアウト」と、多数のストレージデバイスを搭載できる「ストレージレイアウト」を選択できる。

オープンレイアウトの左側面。大型の水冷パーツやビデオカードを搭載できる広いスペースが確保されている。
オープンレイアウトの右側面。配線スペースやストレージの搭載スペースとなっている。
オープンレイアウト。ケースフロント側のストレージプレートは右側面に配置されている。
ストレージレイアウト。ストレージプレートを左側面に取り付けた状態。

 Define 7 XLのストレージレイアウトは、最大で18台もの3.5インチドライブと5台の2.5インチドライブを搭載できる。記事執筆時点で最大容量の3.5インチHDD(16TB)を用いれば、最大で288TBものストレージ容量を実現可能だ。

 ただし、Define 7 XLに付属するストレージトレイは、3.5/2.5インチ両対応トレイ×6個、2.5インチ専用トレイ×2個、3.5/2.5インチ両対応マルチブラケット×2個であり、ストレージレイアウトの最大搭載量を実現するにはオプションパーツを購入する必要がある。

3.5/2.5インチ両対応トレイ。ケースに付属するのは6個で、オープンレイアウトで4個、ストレージレイアウトで15個利用できる。
2.5インチ専用トレイ。ケースに付属するのは2個で、レイアウトを問わず5個まで利用できる。
3.5/2.5インチ両対応マルチブラケット。ケースに付属するのは2個で、オープンレイアウトで8個、ストレージレイアウトで3個利用できる。
ストレージレイアウト時でのストレージプレートは、3.5/2.5インチ両対応トレイを最大11個まで搭載できる。
オープンレイアウト時のストレージプレートは、3.5/2.5インチ両対応マルチブラケットを2個まで垂直配置できる。
ケース底面には2個のストレージケージを搭載。内装レイアウトを問わず搭載可能で、1つのケージに2個の3.5/2.5インチ両対応トレイを搭載できる。
ケース右側面に配置された2.5インチ専用トレイ。2個まで搭載できる。
ケース左側面の電源ユニットシュラウド上には、2.5インチ専用トレイを3個まで搭載可能。

最大480mmサイズのラジエーターを搭載可能、Define 7 XLの冷却システム

 Define 7 XLは、トップ、ボトム、フロント、リアの4か所にファンステイを備えており、冷却ファンや水冷ラジエーターを搭載できる。標準搭載の冷却ファンはFractal Designの140mmファン「Dynamic X2 GP-14 Fan」で、フロントに2基、リアに1基の合計3基が付属している。

 4か所のファンステイは、いずれも120mmと140mmファンに対応しており、ボトムは2基、リアは1基、フロントとトップは140mmファン×3基または120mmファン4基まで搭載できる。搭載可能な最大ラジエーターサイズは、ボトムが280mm、リアが120mm、フロントとトップが480mm。

フロントのファンステイ。140mmファン×3基、または120mmファン×4基を搭載可能。搭載可能なラジエーターサイズは120/140/240/280/360/420/480mm。
フロントには140mmファン「Dynamic X2 GP-14 Fan」が2基、標準で搭載されている。
リアのファンステイ。120mmファンまたは140mmファンを1基搭載可能。搭載可能なラジエーターサイズは120mm。
リアには140mmファン「Dynamic X2 GP-14 Fan」が標準搭載されている。
トップのファンステイ。140mmファン×3基、または120mmファン×4基を搭載可能。搭載可能なラジエーターサイズは120/140/240/280/360/420/480mm。
トップのファンステイはケース本体のシャーシから取り外し可能。
ボトムのファンステイ。120mmファンまたは140mmファンを2基まで搭載可能。搭載可能なラジエーターサイズは120/140/240/280mm。
ボトムのファンステイは、ストレージケージの搭載スペースでもあるため、ファンを1基搭載するにはストレージケージを1つ取り外す必要がある。

 リアを除くファンステイ搭載箇所には、先に紹介しいたフロントパネルのダストフィルター同様にダストフィルターが設けられており、ケース内へのほこりの侵入を抑制している。これらのフィルターはツールレスで着脱可能であり、手軽にフィルターを掃除できる。

 また、ケース右側面上部には、冷却ファンを一括管理するユニット「Nexus+ 2 PWM Fan Hub」を搭載。冷却ファン接続用に4ピンファンコネクタ×3個、3ピンファンコネクタ×6個を備えたこのユニットは、SATA電源コネクタからの電力を各ファンへ供給し、マザーボードから取得したPWM信号に基づいてファン制御を行う。

トップに配置されたダストフィルター。天板(トップカバー)とファンステイの間に配置されている。
ボトムのダストフィルター。電源ユニット部分までを覆っており、ケースフロントパネル側から抜き差しする形で着脱する。
冷却ファン管理ユニット「Nexus+ 2 PWM Fan Hub」。マザーボードから取得したPWM信号に基づき、4ピンコネクタにはPWM制御、3ピンコネクタは電圧制御(5~12V)を提供する。
Nexus+ 2 PWM Fan Hubのコネクタ。電力供給用のSATA電源コネクタ、PWM信号取得用の4ピンファンコネクタ、回転数出力用の3ピンファンコネクタを備える。

オプション利用で最大23台のドライブが搭載可能なDefine 7 XL最大搭載時はトップのファンステイにもHDDを搭載

 フルタワーケースならではの収容能力を誇るDefine 7 XLだが、そのスペックの中でも最大18台もの3.5インチHDDを搭載できるストレージレイアウトのHDD収容能力は際立っている。そこで、今回はオプションパーツを使用して最大積載を実現してみた。

オプションパーツを別途用意することで、Define 7 XLは3.5インチドライブ×18 + 2.5インチドライブ×5の計23台のドライブが搭載できる。

 用意したオプションパーツは以下の3種類だが、使用したのは3.5/2.5インチ両対応トレイ2枚組「FD-A-TRAY-001」を5セットと、3.5/2.5インチ両対応マルチブラケット「FD-A-BRKT-003」を1セットで、2.5インチ専用トレイ2枚組「FD-A-BRKT-001」は今回使用していない。

3.5/2.5インチ両対応トレイ2枚組「FD-A-TRAY-001」。
2.5インチ専用トレイ2枚組「FD-A-BRKT-001」。
3.5/2.5インチ両対応マルチブラケットのオプションパーツ「FD-A-BRKT-003」。

 配線などはさておき、3.5インチHDDをDefine 7 XLに搭載できるだけ搭載してみたものが以下の写真だ。ケースの右側面には、ストレージプレート部分に11台、ボトムのストレージケージに4台で、合計15台のHDDが搭載されている。こちら側に搭載したHDDは全て3.5/2.5インチ両対応トレイを使って搭載している。

ケース右側面に搭載されたHDD、ストレージプレートには3.5インチHDDが11台搭載できる。
ストレージケージには3.5インチHDDを4台を搭載しており、18台中15台が右側面に搭載可能だ。

 残る3台は、トップのファンステイに3.5/2.5インチ両対応マルチブラケットを使って固定している。マルチブラケットは、固定穴が120mmファンのねじ穴位置と同じであるため、このようにファンステイに取り付けることができる。

トップのファンステイにマルチブラケットで固定された3台のHDD。
マルチブラケットのねじ穴位置は120mmファンと同じ。

14台の3.5インチHDDでストレージサーバーを組んでみた水冷クーラーを併用する際の注意点やケースのケーブルマネジメントの優秀さを確認

 実際にDefine 7 XLへ18台のHDDを組み込めることを確認できたところで、マザーボードなどほかのPCパーツを組み込み、大量のHDDを搭載したPCを構築してみた。

 今回構築するPCは、Ryzen Threadripper 3970Xを搭載したAMD TRX40環境。マザーボードの「ASRock TRX40 Taichi」が備える8ポートの6Gbps SATAに加え、玄人志向の拡張カード「SATA3I10-PCIe」を使って、合計18ポートの6Gbps SATAを用意した。その他、使用したパーツは以下の通り。

32コア64スレッドCPU「Ryzen Threadripper 3970X」。
AMD TRX40搭載マザーボード「ASRock TRX40 Taichi」。
6Gbps SATA拡張カード「玄人志向 SATA3I10-PCIe」。
Radeon RX 5700 XT搭載カード「ASRock Radeon RX 5700 XT Taichi X 8G OC+」。
80Plus Platinum認証の860W電源「Fractal Design Ion+ Platinum 860W」。
360mmラジエーター搭載水冷クーラー「Fractal Design Celsius S36 Blackout」。

 SATAポートはDefine 7 XLの3.5インチHDD最大搭載数分を確保できていたのだが、実際に組み込んでみたところ水冷クーラーのチューブ長がフロントのファンステイからCPUソケットまで届かなかったため、トップのファンステイに搭載せざるを得なかった。

 このため、水冷ラジエーターと引き換えにトップファンステイにマルチブラケットで固定する3台を取り外し、さらにラジエーターとの干渉を避けるためにストレージプレート最上段の1台も取り外したため、HDDの搭載数は14台となった。

 HDDを最大数搭載しようとした場合、水冷クーラーなど他のパーツと干渉することもあるので、大型のハイエンドパーツを中心にPCを構築する際などは注意してもらいたい。

今回、水冷ラジエーター使用時に搭載できた3.5インチHDDは14台が最大だった。

 今回、14台のHDDへの配線を行うにあたっては、14本のSATAケーブルと、SATA電源コネクタを増やすため「ペリフェラル→SATA変換3分岐」と「SATA2分岐」を各2本ずつ使用した。

 手探りで組んだこともあり、今回組んだPCは電源周りの変換/分岐ケーブルのチョイスが完璧ではない部分もあるが、こうしたケーブルを利用することで、より美しくPCを組むことができる。特に、最大11台のHDDが近距離で配置されるストレージプレート部分は、3分岐や4分岐のケーブルを用いるとスマートに組めるので、ケーブル1本あたりの電源容量に気を付けつつも、積極的に利用したいところだ。

 また、SATAケーブルは50cm~100cmの長さを使用したが、70cmが一番使いやすく、100cmだとやや余ると言った印象だった。今回は一般的なフラットケーブルのSATAケーブルを用いたが、これほどの台数を組み込むのであれば、ラウンドタイプのケーブルを使うのもおすすめだ。

 HDDを大量搭載することがあれば、参考にしてもらいたい。

使用した電源分岐ケーブル。「ペリフェラル→SATA変換3分岐」と「SATA2分岐」を各2本ずつ使用した。
HDDの接続に用いた14本のSATAケーブル。長さは50cm、70cm、100cmの3種類を使用した。

配線スペースのゆとりが大きなメリット、ケーブルが大量でもスマートな配線が可能

 若干想定外なこともあったものの、組みあがったPCが以下の写真だ。SATAケーブルは時間をかければもう一段階綺麗にまとめることができるが、Define 7 XLは配線スペースにゆとりがあることもあり、それほど時間をかけなくてもある程度綺麗に配線をまとめられる。

 さらに、Define 7 XLは両側面にボトム部分を隠すシュラウドを装備しているため、ボトム部分さえ隠せば意外とすっきりまとまっているようにも見せることができる。

裏配線側となる右側面。ボトム部のシュラウドがケーブルを隠せることもあり、ケーブルが非常に多い状況でもスマートにまとまっているように見せられる。
組みあがったPCの左側面。SATAケーブルや電源ケーブルは右側面に「裏配線」するため、ガラス張りの左側は配線が目立たない。
裏配線側を斜めから。ケーブルを縦一直線にまとめても収納できる配線スペースを備えている。
ボトム部のシュラウドを取り外した右側面。作業時間が限られていたのでまとめ切れていない部分もあるが、これほどSATAケーブルがごちゃついていてもシュラウドを被せられるほど、配線スペースは広い。
こうした配線スペースのゆとりは作業のしやすさにもつながるので、Define 7 XLのメリットといえる。

 Windows上からもディスクがしっかりと認識されているか確認したが、14ドライブしっかり認識し、フォーマットなども問題なく行えることを確認した。これだけ台数があると、デバイスとドライブの表示などは見ていて面白い。

 なお、拡張カードに接続したHDDは、拡張カード側の帯域幅により速度の上限値が決まるため、同時利用した際に最高速度が出せる台数に制限がかかる。接続したドライブを全数同時に利用しても最高速を維持したい場合などは、より高速なインターフェイスカードなどが必要になるので、ファイルサーバー構築の際は工夫してみてほしい。

マイコンピューター。ドライブレターは「D」から「Q」にまで達している。
デバイスマネージャーの画面。14台のHDDを認識している。
こちらはタスクマネージャーの画面。正直ドライブの台数多すぎ!といった感じだ。

Fractal Designが定義する新時代の汎用フルタワーケース「Define 7 XL」

 Define 7 XLは、印象通りDefine 7をそのまま大きくしたようなフルタワーケースだ。

 冷却性と静音性のどちらを重視するのかをユーザーが選択でき、シンプルな構成の魅せるPCから、多数のストレージや光学ドライブを搭載した実用性重視のPCまで構築できる。一言で言えば、ユーザー好みのPCが構築できるPCケースだ。

 巨大なフルタワーケースであるDefine 7 XLは、ミドルタワーのサイズで素晴らしい汎用性と収容能力を実現したDefine 7ほど万人向けのPCケースでないことは確かだが、ストレージレイアウトで多数のHDDやSSDを組み込みたいユーザーや、サーバー向けマザーボードを使った個人用ワークステーションを構築したいエンスージアストには、魅力的なPCケースであると言えよう。

[制作協力:Fractal Design]

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