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フットペダルで一人で配信がもっと楽に、「Elgato Stream Deck Pedal」を使ってみた

両手が塞がっていてもシーン切り替えが簡単に text by 久保勇

 多数のストリーマー向け機材を販売するElgato(CORSAIR)からUSBフットペダル「Stream Deck Pedal」が登場。今回はライブ配信向けソフトのOBS Studioを利用し、使ってみた印象を簡単にご紹介します。

 フットペダルの新モデルは珍しく、デザインや作りもしっかりしたモデルは貴重なので、フットペダルを日頃愛用している人には買換え先として、動画配信を行っている人は配信時の快適性を向上させるアイテムとしてチェックしてもらえれば幸いです。

3ペダルタイプのUSB接続フットペダル、機能の割り当ても簡単

 「Stream Deck Pedal」は3ペダル式のUSBフットペダル。本体サイズは175×244×49mmで、重量は960g。本体側のUSBコネクタはType-C(USB 2.0接続)で、付属ケーブルはUSB Type-C - USB Type-A形状のものが付属しています。

本体正面、押せる場所は左右と真ん中で3ボタンタイプ。
本体側面、なだらかな傾斜がつけられています。
本体奥側、接続はUSB Type-Cで、好きなケーブルに変えて使用することも可能。
本体裏面側、滑り止め付き。
付属品一式、カスタム用のパーツと、USB Type-C - USB Type-Aケーブルが付属。
足を置いたサイズ感はこんな感じ。ちなみに筆者の靴のサイズはは27cm前後。

ペダルの感触はカスタム可能、交換用ばねが付属

背面パネルは取り外し可能。

 本体の背面パネルは外せるようになっており、ペダルの感触などをカスタムすることが可能。

 ペダルの感触は標準状態から柔らかくも硬くも調整可能。真ん中のペダルはスプリングではなくストッパーにすることでペダルをロックすることも可能です。

ペダルのスプリングは交換可能になっています。
交換用のスプリングと、ペダルをロックするためのピン。
ペダルの感触は好みに合わせて調整可能。
真ん中のペダルはスプリングからピンに変えることでロックすることも可能。

機能の割り当てはユーティリティから簡単設定、ペダルをショートカットキーに

 ペダルへの機能割り当てはユーティリティから簡単に行うことができます。OBS Studioなどはデフォルトで項目が用意されており、OBS Studio内で作った設定などを簡単にペダルに割り当てることが可能。

機能の割り当てはユーティリティから簡単に行えます。
OBS Studioなどは初めから項目が用意されており、即使えて便利。

 ユーティリティにはプラグイン形式て様々な機能を追加することも可能で、マクロの登録なども可能。同社からは液晶付きのショートカットキーボード「Stream Deck」シリーズが販売されていますが、今回の「Stream Deck Pedal」はSteam Deckのフットペダル版で、かなり複雑な機能の割り当てなども行えます。

ショートカットキーボードの「Stream Deck mini」。
まさに足で操作できる「Stream Deck」といった感じで、既存のStream Deckシリーズと組み合わせて使うのもアリ。

カメラの切り替えに超便利!一人で配信をする人にはかなり有益な「Stream Deck Pedal」

 ここからは実際に「Stream Deck Pedal」をOBS Studioで使ってみた際の様子をお届けします。

 設定などをある程度作り込む必要があったり、ノウハウなどもある程度必要になりますが、両手が塞がるような場面で何かを操作したいとなった時には無茶苦茶便利なアイテムです。

 特に一人で配信している人にはかなり活用しがいのあるアイテムで、カメラの切り替えや音声の切り替えなど、両手が塞がった状態でもスムーズに行えます。

ガジェット紹介などの際は両手が塞がってしまうことも多いはず。
アップで紹介したい時はカメラを切り替えたりすると思いますが……。
ハンディカメラとアイテムを手に持った後に「あっ!」と気付いても時すでに遅し、この状態では配信カメラを切り替えられません。
そんな時は「Stream Deck Pedal」にカメラ切り替えの機能を割り当てておけば安心。さっと踏むだけ。
簡単にハンディカメラ側に映像を切り替えたり、メインのカメラに戻ったりができます。
一人でガジェット紹介のライブ配信をしている人にはかなり便利なアイテム。
OBS Studio側の設定を作ってあれば、「Stream Deck Pedal」への機能割り当てはかなり簡単です。

 カメラの切り替えは、OBS Studio側でシーンコレクションの設定を作っておけば簡単に「Stream Deck Pedal」へ割り当てることが可能。カメラがフットペダルで切り替えられるのはかなり便利で、一人で配信をしている人には是非使ってもらいたいところ。直感的でわかりやすく操作できるのもポイントです。

 「Stream Deck Pedal」の問題ではありませんが、ミラーレスカメラなどを直接PCにつなげた場合、切り替えの際にカメラの映像が出るまでにウェイトが入るものもあるので、この点ちょっと注意です。映像を入れるのはキャプチャユニット経由にしたり、使う機材に合わせて設定を作り込んだり、マクロを駆使してうまく調整したりと使い手の工夫が求められることもあります。ノウハウがあったり、機材に詳しい人はより快適な環境を構築できるので、いろいろ試行錯誤する価値はアリです。

動画配信中のエマージェンシーボタンとしても大活躍?とっさの事態も無事セーフに

 オンラインゲーム中に家族が部屋に入ってきて惨事になったことがある人も多いのではないでしょうか。筆者も過去ゲームでボイスチャット中、かーちゃんに乱入され大変なことに……。これは動画配信などを行っている際も同じで、危機は身近に存在するもの。

 もし、配信中に誰かが入ってきても、OBS Studioで切り替え用の画面と無音の設定を作って「Stream Deck Pedal」に割り振りさえしておけば安心。緊急離脱ボタンとしても活用できます。

動画の配信中などは意外と集中していて周りのことに気付きにくかったり……。
予期せぬ危機は意外とおこるもので、家族に入ってこられて大変になっているストリーマーの人を見かけることもあります。
そんな時は「Stream Deck Pedal」に非常用ボタンを設定しておけば、とっさの事態にも対応可能。
一瞬で画面を切り替え音声もミュート。配信であたふたしているところを見せないで済みます。

 これは動画配信以外にもいろいろ活用できるので、使える場面は多いかもしれません。何かあった際にデスクトップの表示を切り替えたり、一気にアプリケーションを一括終了するフリーソフトと連携させて使ったりと、危機回避にかなり使えます。

カメラや画面の切り替えにかなり便利なフットペダル一人で動画配信する人には特にオススメ

 実際に使ってみると、動画配信でカメラの切り替えなどに使うのに便利なことがわかります。特に一人で動画配信などを行っている人にはかなり有用なアイテムになるはず。見ないで使用するものなので、どのペダルに触れているのか体で感覚をつかむまで慣れる必要はありますが、使いこなせれば利用の幅も広がります。

 今回はOBS Studioを使ってテストしましたが、FPSゲームなどで使用しても、伏せや中腰を割り当てたりすれば直感的な操作が可能になるはず。動画配信以外の用途でもいろいろ活用できそうな手応えを感じるアイテムでした。

 使用者の工夫次第で可能性が広がるデバイスなので、動画配信者の人はもちろん、作業の効率化などを図りたい人もチェックしてみてはいかがでしょうか。

[制作協力:CORSAIR]