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170Hz/31.5型/WQHD/湾曲な全部入りゲーミングモニター「MSI G322CQP」、PCもゲーム機もイケる!

フルHD/23~27型液晶からのアップグレードに最適な1台 text by 新井将彩成

湾曲率1000RのVAパネルを採用したMSI「G322CQP」

 MSIの「G322CQP」は、大画面と高精細に加えて湾曲率1000Rによる圧倒的没入感が体験できるという31.5インチのWQHDゲーミングモニター。

 リフレッシュレートは最大170Hz、応答速度は1msを実現し、FreeSync PremiumやHDRへの対応など、機能面も充実している。安値店での販売価格は4万8千円前後で、スペックが近い他社製品と比較すると比較的安価だ。

 今回のレビューでは、G322CQPの特長を実際に使用しつつ確認していこう。フルHDゲーミングモニターからのアップグレードにも適した一台。表示性能に優れた本格的なゲーミングモニターを探しているゲーマーは是非チェックしてもらいたい。

31.5インチで170Hz/WQHDの湾曲ゲーミングモニター湾曲率1000RのVAパネルを搭載

 G322CQPは、湾曲率1000Rの湾曲液晶パネルを採用した31.5型ゲーミングモニター。本体サイズは701×269×480mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7.7kg。

本体正面、パネルサイズは31.5インチ。
湾曲率は1000R。
本体側面。
本体背面。

 液晶パネルはVA方式で、ノングレア(非光沢)タイプ。画面解像度はWQHD(2,560×1,440ドット)。通常のリフレッシュレートは最大165Hzで、オーバークロック設定により170Hzまで対応する。なお、リフレッシュレートについてはDisplayPortが最大170Hzで、HDMIは最大144Hz。応答速度は1ms(MPRT)と高速駆動をサポートしている。

 上記以外のパネルスペックは、最大表示色が約10億7,300万色、視野角は水平/垂直共に178度、輝度は250cd/平方メートル、コントラスト比が2,500:1。

HDRをサポート。
リフレッシュレートは170Hz。

 このほか、対応のグラフィックボードと使用することで、カクつきやティアリング現象を抑えられる「FreeSync Premium」やHDRをサポート。広色域に対応しておりsRGBカバー率99%、DCI-P3カバー率91.6%を実現している。

 映像入力端子はDisplayPort 1.2a×1とHDMI 2.0b×2。映像入力端子付近には、ヘッドホン出力が搭載されている。ディスプレイ本体への電力供給は同梱のACアダプターで行う。本体の背面の右下側には、電源とOSD操作用のボタンが配置されている。

入出力インターフェイス。
OSD操作用のボタン。
本体はACアダプタ駆動で、DisplayPortケーブルが付属している。

ディスプレイスタンドは高さ・上下角度を調整可能VESA100対応でディスプレイアームも使える

 付属のディスプレイスタンドは、高さと上下角度の調整に対応。調整範囲は、高さが0~100mm、角度が上下で-5~20度となっている。

 また、同梱のスペーサーを使用することで、VESA100規格のディスプレイアームを利用することが可能。PCデスクなどに設置するのであれば標準のディスプレイスタンドでも十分調整が可能だが、より柔軟に画面の位置を調整したい場合はディスプレイアームの導入を検討しても良いだろう。

G322CQPはVESAマウントにも対応している。
付属のディスプレイスタンド。高さ調整とチルト調整に対応。
-5~20度のチルト調整に対応。
高さ調整機能も搭載。0~100mmの範囲で画面の位置を変更できる。

PS5に「WQHD(1440p)/120Hz」で接続可能ゲーム機向けのゲーミングモニターにも好適

 G322CQPは、DisplayPortやHDMI出力を備えた機器ならPC以外も接続することが可能。ソニーの家庭用ゲーム機PS5が9月7日のアップデートで新たに1440p解像度をサポートしたため、G322CQPの表示性能を生かすことができる。

PS5が1440p出力に対応したので、WQHD対応のゲーミングモニターはドットバイドットでの表示が可能。
フォートナイトなどはWQHD/120Hzで動作させることが可能だ。

 PS5とG322CQPを接続した場合、PS5側の映像出力を「フルHD(1080p)/120Hz」「WQHD(1440p)/120Hz」「4K(2160p)/60Hz」に設定できる。なお、VRR(可変リフレッシュレート)機能を使用できない点には注意してほしい。

ゲームやコンテンツが対応していれば「WQHD(1440p)/120Hz/HDR」表示も可能。
1440p出力時は、VRR(可変リフレッシュレート)機能は今のところ使用できないようだ。

HDRでより美しい世界観を楽しむか、ナイトビジョンで視認性向上で遊びやすさを優先するか、ユーザーの好みで設定が選べるG322CQP

 G322CQPはHDR対応なので、この効果を試してみた。なお、HDRはパネルの性能を最大限活用するため、HDR有効時はユーザーが設定した画質設定や、ナイトビジョン等の補正機能などが利用できない。画質を優先するか、機能を優先するか、ユーザーが選ぶかたちになる。

 HDRのテストにはアクションアドベンチャーの「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」(以下、SEKIRO)を使用した。フレームレートの上限が60fpsに制限されているゲームだが、HDR表示をサポートしている。

HDRオフ時
HDRオン時

 SEKIROでは、HDR有効時に明暗の諧調が細かくなり、色は全体的に鮮やかになっているように感じた。G322CQP自体のパネルの発色が良いため、写真ではかなりわかりにくいのだが、実際に見るとHDRのオン/オフで画質の違いが感じられる。画質優先ならHDR有効で遊ぶのが良いだろう。

こちらはいずれもHDRをオンにした状態。月明りが美しいシーンをHDR機能がより美しく描写してくれる。画面サイズも大きめなので、ムービーシーンは迫力満点だ。

 また、朝から夜で様々な時間帯をプレイするSEKIEOでは、G322CQPが搭載する「ナイトビジョン」機能が効果を発揮する。

 夜間の室内や建物の隙間、洞窟などの暗所はナイトビジョンを利用することで、視認性を向上させてプレイを快適にしてくれる。こんなところまで描画されていたのかと、細かな描写を楽しむことができたりする面もあるので、意外と活用しがいがある機能だ。

ナイトビジョンオフ時
ナイトビジョンオン時

 HDR機能とナイトビジョン機能は同時に有効化できないので、HDRを有効にして美しい描写を楽しむか、ナイトビジョンを有効にして視認性を高めて遊ぶのか、好みに合わせて選ぼう。

「Apex Legends」で高リフレッシュレート動作をテスト31.5型/湾曲1000Rで大迫力の銃撃戦も味わえる

 次はリフレッシュレートを確かめるため、バトルロイヤルFPSゲーム「Apex Legends」(以下、Apex)で検証してみた。

 フレームレートの面では、最高170Hz表示/応答速度1msというスペックをしっかり感じることができた。中距離用スコープを覗いた状態で、近距離に敵が攻めてきた場合でも、スムーズな動きの映像でしっかりと敵を追尾し、ダメージを与えることができた。画面が激しく動く場面でも視認性は良い印象だ。

地上に降りた瞬間多くのプレイヤーと打ち合いになったが、滑らかな描写を実現したG322CQPのおかげで掃討することができた
遅延が少なく、3倍スコープを覗いた状態で近距離で敵が出てきた場合にもしっかりをダメージを与えることができた。

 高フレームレートの滑らかさはもちろんだが、31.5型サイズと1000Rの湾曲率によるかなり迫力のあるプレイが体感できたことも印象に残った。勝率を高める事とは別のベクトルになるが、FPSでも高い没入感を味わえるのは迫力があって楽しい。特にApexのような広いマップのFPSゲームを楽しみたいユーザーにうってつけといったところだろう。

アップグレードを考えるゲーマーには特にオススメ!大画面/湾曲/高リフレッシュレート全部入りのゲーミングモニター

 MSI G322CQPは没入感の高いゲームプレイを体験させてくれるゲーミングモニターだ。没入感や迫力を重視するユーザーには、31.5インチの大画面+湾曲1000Rの効果で得られる体感は他には代えがたいものだろう。

 応答速度1msや高リフレッシュレートのほか、HDR、ナイトビジョン、WQHD解像度といったあたりをしっかり押さえたモデルなので、フルHDで23~27インチのモニターを使用していてアップグレードを検討しているユーザーや、これから大画面でゲームを体感したいというユーザーには是非チェックしてもらいたい製品だ。

 湾曲ゲーミングモニターは没入感を得られる一方、見上げたり見下ろしたりする位置関係になると平面のモニターより違和感を感じる場合がある。こうした部分を心配するユーザーもいるかと思うが、真正面から見る事を意識すれば違和感のある歪みは感じない。湾曲モニターは自身と本体との位置関係で印象が大きく変わるので、使用する場合にはこうした部分も意識しつつ、湾曲ゲーミングモニターの良さを最大限体験してもらいたい。

[制作協力:MSI]