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DSP版Windows 10はノートPCにもお得に使える、OSを乗り換えて窓辺ななみの卒業を祝おう!
- 提供:
- 日本マイクロソフト株式会社
2020年1月14日 06:00
Windows 10 への移行方法は2パターン短時間で作業が済むクリーンインストールと、可能な限り環境を引き継ぐアップグレード
Windows 10 への移行方法だが、大きく分けて二つの方法がある。
一つは新規に Windows 10 の環境を構築するクリーンインストール。もう一つは、 Windows 7 で使用していた環境を可能な限り引き継ぐアップグレードだ。今回は両方のパターンを紹介する。
クリーンインストールは作業時間自体は短時間で済み、余計なファイルやデータの書き込みが最小限で済むメリットがあるが、インストール後に環境を1から設定し直す必要がある。
アップグレードは作業時間は長くかかるものの、ユーザーアカウントなどの設定や、インストール済みのアプリケーションなどが可能な限り引き継がれるメリットがある。なお、 Windows 7 から Windows 10 へ引き継ぐことができない設定やアプリケーションなども多々ある点には注意が必要だ。また、32bitから64bitといった異なるbitのバージョンへのアップグレードはできない点にも注意してもらいたい。
Windows 10のインストール時間はわずか15分前後、心機一転ならクリーンインストール
まずはクリーンインストールの方法から紹介する。
クリーンインストールの場合、まずはストレージの入れ替えからはじめる。今回は元々搭載されていたHDDから、SSDへの換装を行い、そこに新規に Windows 10 をインストールする。
ノートPCへ Windows 10 をインストールする場合、必ず元々のHDDやSSDは残し、新規にドライブを購入し使用することをお勧めする。これは万が一新規インストールに失敗したり、不具合があった際に元の環境に戻す手段を残すためだ。元々のディスクが残っていれば、何かあった際に差し替えればPCを使用できる環境が残るので、安全だ。
それではDell Latitude E6540でのケースを例とし、写真で換装手順を見ていこう。
ストレージの換装作業が済んだら、次はOSの新規インストールを行う。
Dell Latitude E6540には光学ドライブベイがあるのでここにDSP版 Windows 10 のディスクをセットし、電源を入れる。光学ドライブが無いノートPCの場合は、先述したインストール用のUSBメモリを使用してもらいたい。
ブート可能なHDDやSSDが無い状態でOSのインストールディスクがある場合、自動でセットアップ画面が立ち上がる。立ち上がらない場合は数秒間インストールディスクからブートするか表示が出るので、電源投入後からエンターキーを繰り返し押しているとセットアップ画面に入れるはずだ。
セットアップ画面が立ち上がっ後はウィザードに従いライセンスキーを入力したり、好みの項目を選んでいけばOSのインストールは完了する。特に難しい部分なども無く簡単だ。
今回の機材でクリーンインストールにかかった時間は約15分。PCのスペックが高ければもう少し早く済みそうだ。PCのスペックやネットワーク回線などの速度によっても時間は変わってくるが、おおむね10~30分くらいの間でセットアップは完了するだろう。 Windows 10 のクリーンインストールは思っている以上に早い。
なお、インストールの最中に何度が再起動がかかるが、光学ドライブやUSBメモリがブート順で最優先にされていると、はじめのセットアップ画面に戻ってしまいループしてしまうことがある。その場合はインストールディスクやインストール用USBメモリをいったん取り外し、起動し直せばセットアップを続行できる。
時間はかかるものの、環境などを引き継げるアップグレード
Windows 10 への移行に手間や時間はかかるものの、可能な限り今使用している環境を移植できるアップグレード。
同じbit同士のOSでなければ行えなかったり、アプリケーションなどは引き継げないものがあったりと制限はあるが、ユーザーアカウントや設定などは引き継げるので、凝った環境を構築している場合や、アカウント自体をIDとして使用している環境などではこちらの方法で Windows 10 へ移行することがお勧めだ。
なお、移行できないアプリケーションなどはもともと無かった扱いになってしまうので、移行前にアプリケーションの対応状況を調べたり、 Windows 10 対応版に事前に変えておくなど対策をとることも重要だ。
アップグレードの場合、まずはHDDのデータを丸々SSDにクローンするところから始める。今回使用しているSSDのCruclai MX500は、クローニング機能を持ったアプリケーション「Acronis True Image for Crucial」が利用可能で、これを使用してSSD側にデータの複製をとろう。
Acronis True Image for CrucialのダウンロードはCrucialのサポートページからリンクが張られているので、そこからダウンロードできる。操作が凄いわかりやすいアプリケーションだが、画像でクローニングを行う手順を紹介しておこう。
今回の環境では、クローニングが完了するまで20分ほどかかった。データ量が増えれば増えるほど時間は長くなるので、作業時間はゆとりをもってみておこう。
クローニングが完了したら、内蔵HDDとクローニング済みのSSDの換装を行う。この行程自体はクリーンインストールの時と同じだ。
ここまでの作業が済んだら、OSのアップグレードに入る。 Windows 10 へのアップグレードの場合、ネットワークの回線があればインストールディスクなどを使わずにアップグレードできる。
Windows 10のダウンロードサイトで公開されているMediaCreationToolを使い、ウィザードに従いいくつか選択肢を選ぶだけで作業は完了する。
Windows 10 へのアップグレード作業だが、今回の環境では1時間20本ほどかかった。ディスクのクローニングに20分、SSDへの換装に10分、OSインストールに80分と、作業時間としては短くない。ただ、その分インストール中に選択しなければならない項目が少なかったり、インストール後に即使える環境を構築できる点がアップグレードの魅力だ。