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DSP版Windows 10はノートPCにもお得に使える、OSを乗り換えて窓辺ななみの卒業を祝おう!

Windows 7 のサポート終了に合わせ、窓辺ななみも卒業となる。
DSP版 Windows 10 というと自作PC向けなイメージが強いが、ノートPCにももちろん使える。今回はノートPCへの導入方法を紹介する。

  Windows 7 の延長サポートが本日1月14日(火)で終了する。これと時を同じくして、パソコン自作応援キャラクターとして人気を集めた「窓辺ななみ」も卒業となり、 Windows 10 自作パソコン応援キャラクター「窓辺とおこ」にバトンタッチとなる。

 2019年12月1日から開始されているDSP版 Windows 10 の購入者を対象としたグッズプレゼント企画「窓辺ななみ卒業キャンペーン ~ Windows 7 から 10 へ~」も本日1月14日(火)が応募受付の最終日。まだ応募を行っていない人や、 Windows 10 の購入を検討している人は、本日中であれば間に合うので、是非キャンペーンに参加してもらいたい。なお、キャンペーン応募用シリアルカードの配布が終了している店舗もあるので、購入前にショップで確認して欲しい。

 さて、DSP版 Windows 10 というと、自作PC向けやゲーミングPC向けといったイメージが強いが、要件を満たせば当然ノートPCでも使用できる。自分が使用しているのはノートPCだし、PCを買い換える予算もないし……と Windows 10 への移行を諦めてしまっている人もいるのではないだろうか。

 そこで、今回の記事ではノートPC向けに、割安に購入できるDSP版 Windows 10 の導入方法を紹介したい。

DSP版Windows 10をノートPCで使う使用条件は自作PCと同じく、PCパーツと同時購入 + 内蔵して使用

 DSP版 Windows 10 は、PCパーツとセットで購入することができるOS。セット購入対象のPCパーツはCPU、マザーボード、メモリ、SSD、HDD、拡張カード、光学ドライブ、CPUクーラーで、購入したPCパーツと共に利用する必要がある。

 元々は自作PCなどデスクトップPCでの利用が想定されていたものだが、条件さえ満たせばノートPCでも利用できる。ノートPCで利用する場合は、メモリ、SSD、HDDとのセット購入が可能だ。

 製品ラインナップは、 Windows 10 Pro 32bit/64bit 、 Windows 10 Home 32bit/64bit の計4製品で、販売価格(以下、税抜き表記)は Windows 10 Home が14,500円前後、 Windows 10 Proが21,500円前後(いずれもUSB 3.0増設カードとのセット価格の一例)。

 利便性やハードウェアの互換性などの面から64bit版がお勧めだ。業務用途など、特別な理由が無い限りは32bit版を選ぶ必要は無いだろう。

ノートPCでDSP版 Windows を使用する場合、セット購入するパーツはSSD、メモリ、HDDが対象になる。
販売価格の一例、DSP版の方が割安な価格で販売されている。

  Windows 10 はDSP版の他にOS単体で購入できる「パッケージ版」も用意されており、こちらのインストール用メディアはUSBメモリで、64bit/32bitの両方が入っている。DSP版と比べると利便性は高いものの、価格は若干高めとなるので、コストを重視するならDSP版がお得だ。

DVDメディアのDSP版 Windows 10 を購入しても、USBメモリを利用してインストール可能にするツールがマイクロソフトの公式サイトで公開されている。
8GB以上の空きがあるUSBメモリがあればインストール用USBメモリを作成可能で、ツールのウィザードに従って簡単に作成できる。

 なお、DSP版 Windows 10のインストール用メディアは、各製品ともDVDとなっているが、マイクロソフトが提供している「メディア作成ツール」を使うことで、Windows 10 インストール用USBメモリを作成することができる。この方法を使えば、DVDドライブが無くても Windows 10 をインストールすることが可能だ。

●Windows 10インストール用のUSBメモリを作ってみよう

 ここで Windows 10 インストール用USBメモリの作成の方法を紹介しておこう。必要なのは8GB以上の空きがあるUSBメモリと、 Windows 10 の公式サイト( Windows 10 のダウンロード)からダウンロードできるツール(MediaCreationTool)。

必要なのは空き容量8GB以上のUSBメモリ、種類は問わず使用可能。
ツールはマイクロソフトの「「 Windows 10 のダウンロード」のページから入手できる。

 USBメモリをPCに接続し、ツールを起動してウィザードに沿って選択肢を選んでいくだけでインストール用のUSBメモリの作成が可能だ。作成時間の目安は30~40分程度だ。

●1 ツール起動後、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択。
●2 購入したDSP版 Windows 10と同じ言語、エディション、アーキテクチャを選択する。今回は「日本語/ Windows 10 /64ビット」が選択されていれば問題ない。
●3 使用するメディアを選択する。今回は「USBフラッシュドライブ」を選ぼう。
●4 要件を満たしていればUSBメモリのドライブレターが表示されているので、「次へ」を選択。
●5 Windows 10 のダウンロードが始まり、ここからは自動で進む。
●6 Windows 10 のダウンロードが完了するとUSBメモリにデータが書き込まれる。
●7 正常に完了すると「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示される。
●8 制作時に使用された一時ファイルなどはツール終了時に削除される。

“7つのななみグッズセット”が当たる「窓辺ななみ卒業キャンペーン」

 「窓辺ななみ卒業キャンペーン ~ Windows 7 から 10 へ~」は本日が最終日だが、こちらもおさらいしておこう。

 デジタルビギナー向け記事サイト Digital DIY旭エレクトロニクス株式会社テックウインド株式会社菱洋エレクトロ株式会社が共同で実施しているDSP版 Windows 10 購入者を対象とした企画だ。

窓辺ななみ卒業キャンペーン ~ Windows 7 から 10 へ~

 キャンペーン対象ショップでDSP版 Windows 10 (搭載するPCを含む)を購入すると、抽選で194名に賞品が当たるというもので、賞品は窓辺ななみに関連するグッズが当たる「A:ななみ記念グッズ」と、PCパーツや旅行券が当たる「B:New PC 応援グッズ」が用意されている。

 ななみ記念グッズは、「7つのななみグッズセット」(7名)と「ななみ卒業クリアファイル」(100名)が用意されており、各グッズには袴姿のななみがデザインされている。7つのななみグッズセットの内訳はトートバッグ、パーカー、ブランケット、マグカップ、マウスパッド、スマートフォンスタンドに加えて、当選者のみが知ることができる「7つめのグッズ」で構成されている。

A:ななみ記念グッズ

 New PC 応援グッズは、旅行券「HIS GIFT CARD」77,000円分(3名)、食事券「肉マネーギフトカード」5,000円分(77名)、PCケース(3モデル、計7名)の3種類。

B:New PC 応援グッズ

 キャンペーンの申し込み方法は、対象PCを購入するともらえるシリアルコードを特設サイトで入力し、簡単なアンケートに答える流れとなっている。キャンペーンへの応募は1月14日(木)が締め切りだ。

手持ちのノートPCをWindows 10に移行してみようアップグレード可能かはメーカーサイトで確認、4~6年前のモデルならまだまだ現役

 それでは実際にノートPCをアップグレードする方法の紹介に入ろう。

 今回は自宅にある Windows 7 搭載ノートPCを想定し、2013年にDellから発売されたノートPC「Latitude E6540」を用意した。第4世代Intel Core i5プロセッサーを搭載したモデルで、ゲームやクリエイター用途などで無ければまだまだ使えるモデル(そのほかのスペックは以下参照)。

 ストレージがHDDと、操作時のレスポンスを考えるとこの部分がネックになるので、ストレージをSSDに換装して快適にしつつ、 Windows 10 への移行を実際に行ってみよう。

Dell Latitude E6540

・CPU Core i5 4300M(2コア4スレッド/ベースクロック2.6GHz)
・GPU AMD Radeon HD 8790M
・メモリ 8GB(DDR3-1600 4GB×2枚)
・ストレージ 500GB HDD(Seagate ST500LM000/SSHD)
・ディスプレイ 15.6インチ/1,920×1,080ドット
・OS Windows 7 Pro 64bit

  Windows 10 へのアップグレードを行う前に、まずは自分の手持ちのノートPCが Windows 10 に対応しているのかを調べよう。

 Dellのモデルの場合、自分の機種の製品サポートページに Windows 10 のドライバなどが用意されていれば、使用できると判断して良いだろう。メーカー製PCを使用している場合、自分のモデルのサポートページを確認することで対応の可否が概ねわかる。

 もし、サポートページを確認してもわからない場合は、Intelのサポートページ内に Windows 10 への対応状況が告知されているので、これを参考にすると良いだろう。CPU自体はHaswell(第3世代Coreアーキテクチャモデル)以降が制限無しで Windows 10 に対応したモデルになっている。

Latitude E6540の製品サポートページ。 Windows 10 用ドライバの有無などで対応が判断できる。
PCメーカーのサイトで判断できない場合は。Intelのサポートページもある程度の判断材料になる。

  Windows 10 への対応と合わせて確認したいのが、ストレージなどの換装を行えるかどうかといった点。

 Dellの場合、パーツの換装が可能なモデルに関しては、分解方法などのマニュアルが公開されており、保証は無いものの、ユーザーがストレージやメモリなどのパーツを交換することができる。

 ノートPCの場合、メモリやSSDがメインの基板に実装されており、交換できないモデルなどもあるので、事前に交換が可能なのか、などの情報収集をしておいた方が良いだろう。

Dell Latitude E6540の製品サポートのページで公開されているオーナーズマニュアルには、内部パーツの換装方法などが記載されている。

 今回、ストレージの換装用SSDにはCrucialのMX500を選んだ。MX500はスペーサーが付属しているので、9.5mm厚と7mm厚の両方のドライブの換装に対応できるほか、データ移行の際に役立つドライブデータのクローニングソフトなども利用できるので、こうしたOS移行などに際に適したモデルとなっている。

 増設や新規にPCを組む場合は気にならない部分だが、HDDからの換装などに使用する場合は、SSD選びのポイントになる部分だ。なお、移行用のSSDは元のHDDの容量と同じかそれ以上のモデルを選ぼう。元のHDDよりも低容量のSSDを選ぶことは基本的には避けた方が良い。

今回、DSP版 Windows 10 と合わせて購入したのがCurucialのSSD「MX500」の500GBモデル。
MX500にはスペーサーが付属しているので、7mm/9.5mmの両方の厚さのドライブベイに対応できるほか、データ移行のためのクローニングソフトも用意されているので、OSの移行にはお勧めのモデル。