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240Hzモニターの性能も引き出す!ゲーミングノートが高性能デスクトップPC代わりに

MSI Stealth 15M B12Uシリーズをいろんな用途で使ってみた text by 久保勇

最近のゲーミングノートはかなり高性能化しており、液晶ディスプレイやマウスと接続すればデスクトップPCとして快適に使用できます。

 ゲーミングノートの使用感にフォーカスをあて、MSIのStealth 15M B12Uシリーズ(Stealth-15M-B12UE-012JP)のレビューをお届けしていますが、今回はゲーミングデバイスを用意すればデスクトップPCとして遜色なく使えるのか、最新世代のモデルが性能的に満足いくものなのかをチェックしてみたいと思います。

 Stealth 15M B12UはHDMIポートや映像出力に対応したUSB Type-Cポートを備えており、ゲーミングディスプレイを用意すれば簡単に大画面に映像を出力できます。外ではモバイルノート、家ではデスクトップPCとしてゲーミングノートを使いたい人は今回のレポートを見てもらえればと思います。

十分デスクトップPC代わりにもなる最新世代ゲーミングPC「Stealth 15M B12U」12世代Core i7 + GeForce RTX 3060 Laptop GPU搭載モデルはかなり強力

ゲーミングデバイスを用意し、Stealth 15M B12UをゲーミングデスクトップPCとして使ってみました。

 今回のテストでは、MSI製のゲーミングモニター、ゲーミングマウス、ゲーミングキーボードを用意し、ゲーミングノートに接続して快適に使用できるのか試してみました。

ゲーミングノート側をメインにして、ゲーミングモニターをサブモニターとしてセット。
ゲーミングモニター側をメインモニターにして、ゲーミングノート側をサブモニターとして使用するのもアリ。

 ゲーミングモニターを追加する場合、ゲーミングノート側とゲーミングモニター側どちらをメインにした方が良いかは組み合わせや使用者の好みによるところもありますが、Stealth 15M B12Uのディスプレイが15.6インチ/144Hzと、ノートとしては画面が大きくリフレッシュレートも高いので、ゲーミングノートの画面をメインに追加のゲーミングモニターをサブに使用するのも良し、ゲーミングディスプレイ側をメインにしてゲーミングノート側をサブに使うのも良しと、どちらでも快適に使えます。

 個人的は、普段使いや仕事などをする場合はゲーミングノート側をメインに、ゲームをするときはゲーミングモニター側をメインに使うのが快適かなと感じました。

映像出力はHDMIとUSB Type-C端子を搭載。
ゲーミングモニターとも簡単に接続できます。
フルHD/240Hzのゲーミングモニターと接続した際は、239.96Hz(240Hz)表示で利用できました。
4K/60Hzの液晶ディスプレイと接続して使用することも可能です。

 今回はHDMIでフルHD/240Hz表示のゲーミングモニターを接続して使用してみましたが、240Hzでしっかりリンクすることができました。Stealth 15M B12Uは144Hz表示の液晶パネルを搭載しているので、そのままでもゲーミング性能は十分ですが、外部接続のゲーミングモニターを使用することで、より大画面/高リフレッシュレートでゲームをプレイすることもできます。

フレームレート優先気味のグラフィック設定でVALORANT(トレーニングモード)をプレイ。Stealth 15M B12Uに240Hzのゲーミングモニターを接続すれば、勝ちに行く環境にもなります。
VALORANTと同じく、Apex Legendsもより大画面/高フレームレートで遊ぶのはアリ。
モンスターハンターなどの世界観も楽しめるゲームは、大きい画面の方がよりその世界に浸って遊ぶことができます。

 Stealth 15M B12UはハイエンドGPUを搭載しているわけではないので、どんなゲームも最高画質/高リフレッシュレートとはいきませんが、画質を調整すればフルHD/240Hzをターゲットにゲームを遊ぶことも可能。

 240Hzゲーミングモニターの性能が引き出せるよう、VALORANTをフレームレート優先寄りのグラフィック設定にして試しましたが、トレーニングモードでは270fps前後と240Hzモニターを活かしたゲームプレイが可能でした。高リフレッシュレート対応のゲーミングモニターを追加し、Stealth 15M B12Uをデスクトップ型ゲーミングPC的に使用するのは結構アリです。モンスターハンターのような景観や世界観も楽しさになっているゲームであれば、大型のゲーミングモニターと接続することでよりゲームの世界に浸って遊ぶこともできます。

ゲーミングモニター以外にもキーボードとマウスを接続すれば、実質デスクトップPCを遜色ない使い方ができます。
MSIのゲーミングデバイスであれば、ゲーミングノートのユーティリティから設定などを一括管理可能。メーカーを統一するとこの辺りも便利です。

 ゲーミングモニター以外にも、ゲーミングキーボードやゲーミングマウスを用意すればよりデスクトップ型のゲーミングPCとしてStealth 15M B12Uを使うことができます。本体側にUSB Type-C×2、USB Type-A×2を備えるので、多数の機器を接続可能。

 ゲーミングモニターにUSBハブの機能があれば、周辺機器などはゲーミングモニター側に接続しておいて、外ではモバイルPC、家ではデスクトップPCといった切り替えも簡単になります。今回はMSIのゲーミングキーボードとゲーミングマウスを接続してテストしましたが、ゲーミングノートの設定を行うユーティリティでキーボードやマウスの設定も行えるので、メーカーを揃えるとこうした点も便利になります。

 Stealth 15M B12UはCPU/GPUの性能が高いので、デスクトップPCの代わりとしても十分活躍してくれます。ゲーミングノートとデスクトップ型のゲーミングPCの両方を購入するのは予算が……という人は、ゲーミングデバイスを揃えてデスクトップ型ゲーミングPCライクにStealth 15M B12Uを使用するのもオススメです。