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真っ白な27インチ/4K/160Hz対応ゲーミングモニター「MSI MAG 274URFW」、白いPC環境にこだわりたいユーザーへ
表示を自動で最適化する「AIビジョン」にFreeSync/G-Syncもサポート text by 坂本はじめ
- 提供:
- MSI
2024年7月24日 00:00
白いカラーリングが目を惹くゲーミングモニター「MSI MAG 274URFW」。27インチ/160Hz駆動の4K液晶パネルを搭載したモデルで、MSI独自の表示補正機能「AIビジョン」や同期技術の「FreeSync Premium」などにも対応した、ゲーム向けの性能や機能もしっかりと備えた製品だ。
白いPCパーツやゲーミングデバイスが流行してる昨今、MAG 274URFWが白いゲーミングモニターとして有力な選択肢になるのか、ビジュアル面の魅力を中心に機能や特徴を紹介しよう。
160Hz駆動の白い27インチ4Kゲーミングモニター「MSI MAG 274URFW」ホワイト筐体を採用したフルHD、WQHDモデルもラインアップ
MSI MAG 274URFWは、最大160Hz駆動が可能な4K/2160p解像度(3,840×2,160ドット)のRAPID IPS液晶パネルを搭載した27インチゲーミングモニター。実売価格は79,800円前後。
本体カラーはゲーミングモニターには珍しいマットホワイトで、液晶パネルと背面のRGB LED搭載部分以外は白くカラーリングされている。本体サイズは約614×228×407mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約6.4kg。
4K/160Hz駆動に対応する27インチRAPID IPS液晶パネルは、応答速度0.5ms(GTG)という高速性と、色再現性(sRGBカバー率99%、Adobe RGBカバー率93%、DCI-P3カバー率98%)にも優れており、DisplayHDR 400にも対応。
ディスプレイ同期技術のFreeSync Premiumや、表示補正を行う「AIビジョン」などのゲーム向け機能のほか、ブルーライトカット機能やアンチフリッカー機能なども備えている。
MSIは、MAG 274URFWと同時期に白いゲーミングモニター2製品を発表。新たにラインナップに加わったのは、180Hz駆動の27インチフルHDゲーミングモニター「MAG 274PFW」と、180Hz駆動の27インチQHDゲーミングモニター「MAG 274QRFW」で、実売価格はそれぞれと29,800円前後と44,800円前後。
画面解像度やリフレッシュレートのほか、細かい仕様にも違いはあるが、いずれのモデルも本体カラーにマットホワイトを採用している点は共通している。白いゲーミングPCと組み合わせるゲーミングモニターを探しているのであれば、MAG 274URFWの姉妹モデルも選択肢に加えて検討したい。
HDMIでもDisplayPortでも4K/160Hzの入力に対応本体はVESA対応で、付属スタンドの可動範囲は広め
MAG 274URFWの外部接続インターフェイスは本体背面に配置されており、映像入力端子としてHDMI 2.1を2基と、DisplayPort 1.4aを1基、DP Alt Modeでの映像入力に対応したUSB Type-Cを1基備えている。いずれのポートも4K/160Hzでの映像入力に対応している。
標準で付属するケーブルはHDMI 2.1ケーブル一本のみで、DisplayPortやUSB Type-Cを利用する場合は別途ケーブルが必要になる。ACアダプタ駆動のモデルで、65W(19V/3.42A)の供給能力を備えたACアダプタが付属する。
本体背面にはNAVIキーと呼ばれるジョイスティックが配置されており、これを操作することでOSDメニューの設定が可能だ。表示の調整のほか、アンチモーションブラー(MPRT)やナイトビジョン、ブルーライトカットなどの機能や、ナイトビジョンの発展形とも言える表示補正機能「AIビジョン」や、可変リフレッシュレート技術の「FreeSync Premium」もOSD上で有効化することで利用可能となる。
本体背面側に搭載されたRGB LEDもOSD上から調整する仕組み。発光色やイルミネーションパターンを選択できるほか、不要であれば消灯を選択することもできる。
MAG 274URFWには、「高さ」「上下角度(チルト)」「左右角度(スイベル)」「画面回転(ピボット)」の調整に対応した高機能なディスプレイスタンドが付属している。さらに、付属のスペーサーを取り付けることでVESA75にも対応しており、モニターアームの利用も可能だ。
ディスプレイスタンドの調整範囲は、高さが0~130mm、上下角度が-5~20度、左右角度が-30~30度、画面回転が-90~90度。かなり調整範囲の広いディスプレイスタンドなので、モニターアーム無しでも違和感の少ないスムーズなマルチディスプレイ環境の構築も可能だ。
白いPCや白いゲーミングデバイスとの親和性は抜群白で統一したこだわりのゲーミング環境を構築しよう
近年、PC業界ではホワイト系のカラーリングが人気で、世界的な流行にもなりつつある。白いケースや内装パーツを採用したゲーミングPCをはじめ、ゲーミング仕様のマウスやキーボードにもホワイトモデルが登場している。
筐体カラーに白を採用したMSI MAG 274URFWは、これらホワイト系のPCやデバイス類とビジュアル面での親和性が高いことが大きな魅力だ。
そのままでもホワイト系のデバイスと相性の良いMSI MAG 274URFWだが、さらにホワイト系の純度が高いゲーミング環境を構築するなら、ケーブルのカラーにまでこだわってみるのも面白い。
MSI MAG 274URFWは、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4aでの映像入力で4K/160Hzを実現可能だ。白いケーブルを購入するさいは、これらの規格に準拠したケーブルを選びたい。
PCやゲーミングデバイスのLEDイルミネーションと色を揃えれば、本体のホワイトカラーと合わせて統一感の高いライティングを楽しめる。LEDまで白で統一するもよし、あえて異なるアクセントカラーを設定するもよし、白いデバイスが映える自分好みのライティングを探求すると良いだろう。
高精細/高速表示でゲームを楽しめるMAG 274URFWAIビジョンを使えば雰囲気を維持しつつ視認性の改善が可能
軽めのゲームであれば4K/160HzFreeSync/G-SYNCを活用して4K解像度でも滑らかな表示が可能
4K/160HzというMAG 274URFWのスペック的な性能は非常に高いものだが、ゲームで実際にその恩恵が得られるのか試してみた。
結論から言えば、「エーペックスレジェンズ」のように競技志向でフレームレートを重視したグラフィック設定でプレイすることの多いタイトルであれば、4K/160Hzの表示性能をフル活用することも可能だ。ある程度の性能を持ったPCを所持していれば、高解像度/高リフレッシュレート表示の恩恵を最大限受けられる。
ただし、現行のハイエンドGPUをもってしても、グラフィック品質重視のAAA級ゲームで160Hzを達成するのは難しい。こうした場合に効果を発揮するのが可変リフレッシュレートに対応したディスプレイ同期技術だ。MAG 274URFWはFreeSync Premiumに対応しており、全ての映像入力端子で48~160Hzの可変リフレッシュレートが利用できる。
FreeSyncはもともとAMDの技術だが、NVIDIAのGPUでもGeForce RTX 40シリーズであれば、MAG 274URFWが備える全て映像入力端子でG-SYNC Compatibleを有効化して可変リフレッシュレートが利用できた。これにより、プレイ中のフレームレートが160fpsに達しないゲームでも、画面のリフレッシュレートを同期することにより破綻を抑えた滑らかな映像でプレイできる。つまり、PC側の性能に応じて可能な限りの表示性能をMAG 274URFWから引き出せる、というわけだ。
映像の雰囲気を損なわずに暗所を見やすくするAIビジョン、RPGに好適
MAG 274URFWに搭載されているAIビジョンは、入力されている映像に応じて明るさ・コントラスト・彩度を自動的に調整してよりダイナミックな映像を楽しめる機能とされている。実際に試してみたところ、ナイトビジョンのように視認性を改善する効果も発揮しつつ、ゲームの雰囲気を損なわない範囲で調整されていた。
暗所での視認性を改善する効果自体はナイトビジョンの方が有利な面もあるため、競技性の高いFPS/TPSゲームではナイトビジョンの方が効果的だが、オープンワールドRPGのようなゲームでは、映像の色彩を出来るだけ損なうことなく視認性も改善するAIビジョンの方が馴染むケースもあるだろう。
“白統一”ゲーミングPCを完成させる最後の1ピース!?4K/160Hzの優れた表示性能を誇る白いゲーミングモニター
MSIのMAG 274URFWは、4K/2160pならではの高精細さと160Hz/0.5ms駆動の高速性を兼ね備えるだけでなく、AIビジョンやFreeSync Premiumといったゲーム向けの機能も充実しており、純粋にゲーミングモニターとしての性能に優れた製品だ。
ゲーミングモニターとしては珍しい白いカラーリングにより、昨今流行りのホワイト系のカラーリングを採用したPCやゲーミングデバイスとの親和性も高いことを考えれば、税込79,800前後という価格設定はむしろリーズナブルに思える。ホワイト系カラーのゲーミング環境構築を望むなら、MAG 274URFWはぜひとも選択肢に加えるべき高性能ゲーミングモニターだ。