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Steam版『モンスターハンターワイルズ』が4K/最高画質で遊べる!マウスコンピューターの「G TUNE DG-A7A8X」
Ryzen 7 7800X3D/Radeon RX 7800 XT搭載のゲーミングPC text by 坂本はじめ
- 提供:
- マウスコンピューター
2025年3月27日 00:00
前回は、Steam版『モンスターハンターワイルズ』に向けたPC選びで、WQHD解像度でのプレイに好適なマウスコンピューターの「NEXTGEAR JG-A7A7X」を紹介した。
今回紹介するPCは、4K解像度でのプレイがターゲットとなるマウスコンピューターの「G TUNE DG-A7A8X」。Ryzen 7 7800X3DとRadeon RX 7800 XTを搭載した高性能なゲーミングPCで、Steam版『モンスターハンターワイルズ』の動作環境「ウルトラ(4K/2160p、60fps)」の要件をすべて満たしている。また、マウスコンピューターがテストを行い、モンスターハンターワイルズ動作確認済PCとして販売されているモデルだ。
PCの特徴や性能をチェックしながら、Steam版『モンスターハンターワイルズ』を快適にプレイするのに必要なPCの要件を確かめてみよう。
マウスコンピューターおすすめのゲーミングPC紹介
・4K解像度/最高画質設定で快適に遊べるG TUNE DG-A7A8X(本記事)
・WQHD解像度で快適なプレイを狙うならNEXTGEAR JG-A7A7X
Steam版『モンスターハンターワイルズ』動作環境を確認
Steam版『モンスターハンターワイルズ』が動作するゲーミングPCの条件は公式サイトで公開されており、どのようなスペックのPCを選ぶべきか、ゲーミングPC購入時の参考になる情報が提示されている。
Steam版 動作環境「最低環境」 | |
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解像度 | 1080p(FHD) |
フレームレート | 30fps |
OS | Windows 10(64-bit必須) / Windows 11(64-bit必須) |
プロセッサ | Intel Core i5-10400 Intel Core i3-12100 AMD Ryzen 5 3600 |
メモリー | 16GB |
グラフィックカード | GeForce GTX 1660(VRAM 6GB) Radeon RX 5500 XT(VRAM 8GB) |
VRAM | 6GB以上必須 |
ストレージ | 75GB SSD |
備考 | SSD(必須)、グラフィック「最低」設定で、1080p(アップスケール使用、ネイティブ解像度720p)/30fpsのゲームプレイが可能です。DirectStorage対応。 |
Steam版 動作環境「推奨環境」 | |
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解像度 | 1080p(FHD) |
フレームレート | 60fps ※フレーム生成使用 |
OS | Windows 10(64-bit必須)/Windows 11(64-bit必須) |
プロセッサ | Intel Core i5-10400 Intel Core i3-12100 AMD Ryzen 5 3600 |
メモリー | 16GB |
グラフィックカード | GeForce RTX 2060 Super(VRAM 8GB) Radeon RX 6600(VRAM 8GB) |
VRAM | 8GB以上必須 |
ストレージ | 75GB SSD |
備考 | SSD(必須)、グラフィック「中」設定で、1080p(アップスケール使用)/60fps(フレーム生成使用)のゲームプレイが可能です。DirectStorage対応。 |
Steam版 動作環境「高」 | |
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解像度 | 1440p(WQHD) |
フレームレート | 60fps ※フレーム生成使用 |
OS | Windows 10(64-bit必須)/Windows 11(64-bit必須) |
プロセッサ | Intel Core i5-10400 Intel Core i3-12100 AMD Ryzen 5 3600 |
メモリー | 16GB |
グラフィックカード | GeForce RTX 4060 Ti(VRAM 8GB) Radeon RX 6700 XT(VRAM 12GB) |
VRAM | 8GB以上必須 |
ストレージ | 75GB SSD |
備考 | SSD(必須)、グラフィック「高」設定で、1440p(アップスケール使用)/60fp(フレーム生成使用)のゲームプレイが可能です。DirectStorage対応。 |
Steam版 動作環境「ウルトラ」 | |
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解像度 | 2160p(4K) |
フレームレート | 60fps ※フレーム生成使用 |
OS | Windows 10(64-bit必須)/Windows 11(64-bit必須) |
プロセッサ | Intel Core i5-11600K Intel Core i5-12400 AMD Ryzen 7 5800X AMD Ryzen 7 7700 |
メモリー | 16GB |
グラフィックカード | GeForce RTX 4070 Ti (VRAM 12GB) GeForce RTX 4070 Ti Super(VRAM 16GB) Radeon RX 7800 XT(VRAM 16GB) |
VRAM | 12GB以上必須 (高解像度テクスチャパック適用時 16GB以上必須) |
ストレージ | 75GB SSD (無料追加コンテンツ:高解像度テクスチャパック導入時 150GB) |
備考 | SSD(必須)、グラフィック「ウルトラ」設定で、2160p(アップスケール使用)/60fp(フレーム生成使用)のゲームプレイが可能です。DirectStorage対応。 |
コンパクトで高性能なゲーミングPC「G TUNE DG-A7A8X」動作環境「ウルトラ」と同等以上のハイスペックマシン
今回紹介するゲーミングPCは、ブランド創設20周年を迎えるマウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G TUNE」に属するミニタワー型ゲーミングPC「G TUNE DG-A7A8X」。
ゲーム向けのCPUとして人気の「Ryzen 7 7800X3D」を採用し、ビデオカードに16GBのVRAMを備える「Radeon RX 7800 XT」を搭載。32GBのメモリや1TBのNVMe SSDを備えたハイスペックなゲーミングPCだ。
Windows 11 Homeを搭載する標準構成時の販売価格は税込み304,800円で、パーツ構成のカスタマイズに対応。標準で3年間のセンドバック修理保証が付属しており、長期間の運用を考えているユーザーにはありがたい。

G TUNE DG-A7A8Xのスペックは、Steam版『モンスターハンターワイルズ』の動作環境でもっとも厳しい「ウルトラ」の要件をすべて満たす。最近のGPUでは標準機能になりつつあるアップスケーリングとフレーム生成を駆使すれば、4K/2160p解像度かつ60fps動作でゲームを楽しめる実力を発揮してくれそうだ。

また、G TUNE DG-A7A8XはデスクトップPCとしては比較的コンパクトなミニタワー筐体を採用しているが、CPUの冷却に240mmラジエーターを採用した水冷クーラーを採用するなど、冷却面での部品選定にもこだわりが感じられる。
CPUやGPUのピーク性能がゲームをプレイするのに十分なものであっても、長時間に渡ってその性能を維持できなければ快適なゲーム体験は得られない。この冷却へのこだわりがどのように機能するのかは後ほど検証で紹介しよう。
G TUNE DG-A7A8Xはフロントパネル上部と背面にインターフェイスが配置されており、ビデオカードの映像出力をはじめ多くの端子が背面に集中しているのだが、HDMI端子をフロントパネル側で利用できる面白いギミックを備えている。
これは、背面に配置されているビデオカードのHDMIポートに、ケースのHDMI延長ケーブルを接続することで利用できるようになるもので、一般的なディスプレイはもちろんVRヘッドセットなどを接続することもできる。
ネットワーク機能は、有線LAN(1GbE)、Wi-Fi 6E対応無線LAN、Bluetoothを標準で搭載。オンラインゲームの通信はもちろん、ワイヤレスコントローラなどゲーミングデバイスの接続性も十分だ。
Steam版『モンスターハンターワイルズ』で動作を確認定番ベンチマークでPCの基本性能もチェック
それではSteam版『モンスターハンターワイルズ』のパフォーマンスを確認してみよう。まずは購入前に性能テストが行える「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」を利用してG TUNE DG-A7A8Xのスコアを確認してみた。
G TUNE DG-A7A8Xのスペックでターゲットとなる4K解像度環境のスコアだが、ベンチマークの設定を、解像度「3,840×2,160」、グラフィックプリセット「ウルトラ」、フレーム生成「有効」、レイトレーシング「高」にした際のスコアは14,076。評価は「快適にプレイできます」となり、平均フレームレートは80FPS超えとなった。G TUNE DG-A7A8Xは、4K解像度かつ最高画質でSteam版『モンスターハンターワイルズ』を快適に楽しめる性能を持っていると言えるだろう。
フレームレート優先でプレイしたいユーザーはフルHD環境で遊ぶ場合もあるだろう。ベンチマークの設定を、解像度「1,920×1,080」、グラフィックプリセット「ウルトラ」、フレーム生成「有効」、レイトレーシング「高」にした際のスコアは28,522。評価は「非常に快適にプレイできます」となり、平均フレームレートは160FPS超え。フルHD環境であれば、かなりの高フレームレート環境で遊べることがわかる。
ベンチマークの結果はなかなか良いスコアとなったが、実際のゲームをプレイしても快適なのかも確認してみた。
解像度は4K(3,840×2,160)とフルHD(1,920×1.080)の2パターン。画質設定はどちらもグラフィックプリセット「ウルトラ」、フレーム生成「有効」、レイトレーシング「高」に加え、無料コンテンツとして公開されている「高解像度テクスチャパック」を導入してなるべく画質を上げた状態でテストを行っている。
序盤の大型モンスターを狩猟した際の5分程度のプレイ時間の平均フレームレートを計測してみたが、上記の設定で4K解像度時は平均で約66fps、フルHD解像度時は約131fpsとなった。
4K解像度/最高画質でこのフレームレートが出ているので、最高画質のまま遊ぶもよし、画質設定を少し落としてフレームレートを優先してもよしと、G TUNE DG-A7A8Xは4K解像度で十分遊べる性能を持ったPCと言えるだろう。

Steam版『モンスターハンターワイルズ』を快適に遊べるスペックと言える結果になったG TUNE DG-A7A8Xだが、PCとしての基本的な性能も一般的なベンチマークテストを使って確認しておこう。
CPUベンチマークとしてポピュラーなCinebench 2024の結果が以下のスクリーンショットで、G TUNE DG-A7A8XはGPUテストが「10,550pts」、CPUマルチコアテストは「1,075pts」、CPUシングルコアで「113pts」を記録した。
いずれも最低実行時間10分で実行したものだが、Ryzen 7 7800X3Dの性能を十分引き出せていると言えるスコアであり、CPUをしっかりと冷却できていることがうかがえる結果だ。
GPUに高負荷が生じるゲーム系のテストとして、3DMarkのDirectX 12 Ultimateテスト「Speed Way」と、DirectX 12高負荷テスト「Steel Nomad」を実行した結果が以下のスクリーンショット。
G TUNE DG-A7A8XはSpeed Wayで「3,909」、Steel Nomadで「4,098」を記録。これらもRadeon RX 7800 XTとしては平均的なパフォーマンスを発揮できていると言える数値であり、GPUの性能を十分に引き出していると言える結果だ。
長時間のゲームプレイにも十分対応可能な冷却性能
CPUとGPUの性能を十分に引き出せていると言える結果が得られたG TUNE DG-A7A8Xだが、先に述べた通り快適なゲーム体験を得るためには長時間に渡ってその性能を維持できなければならない。それを確かめるのに役立つのが3DMarkの負荷テスト「Steel Nomad Stress Test」だ。
Steel Nomad Stress Testでは先ほどテストしたSteel Nomadをループ実行し、長時間の高負荷動作が生じた際に安定したパフォーマンスを維持できるのかを確認する。標準のループ回数は20回(約20分程度)に設定されているが、今回は30回に増やして実行。テストが実行された30回のうち、ベストスコアは4,107、最低スコアは4,069で、フレームレートの安定性は99.1%であるという極めて良好な結果が得られた。

ループテスト中のモニタリングデータは以下の通り。CPU温度は平均55.7℃(最大62.2℃)、GPU温度も平均65.4℃(最大67.0℃)とかなり低い温度となっており、テスト中盤の15分を越えたあたりからは温度上昇も収まって安定している様子が確認できる。G TUNE DG-A7A8Xは十分な冷却性能を備えていると言える結果だ。
4K/最高画質でSteam版『モンスターハンターワイルズ』が遊べる安定動作+3年保証の手堅いゲーミングPC「G TUNE DG-A7A8X」
G TUNE DG-A7A8Xは、Steam版『モンスターハンターワイルズ』を4K解像度/最高画質で遊べる性能を発揮し、搭載したCPUとGPUの性能を長時間にわたって引き出し続けることのできる完成度の高いゲーミングPCだ。
マウスコンピューターが20年に渡って継続してきたG TUNEブランドに属し、標準で3年間の長期保証も付属するG TUNE DG-A7A8Xは、数あるゲーミングPCの中でも手堅い選択肢となる一台だ。カスタマイズオプションにより、ケースサイドパネルの強化ガラス化やSSDの増量なども可能なので、信頼できるゲーミングPCを欲しているならぜひチェックしておきたい。