取材中に見つけた○○なもの
OCやデュアルCPU化、非公式の使い方で一世を風靡したCeleron 300A MHz
~ 199x年、アキバで話題になったPCパーツ ~
2016年12月7日 10:00
このコーナーでは、1990年代に話題になったPCパーツなどを紹介していきます。
第1回目となる今回は、発売直後はオーバークロック、その後は安価にデュアルCPU環境が構築できるモデルとして人気を集めた開発コード「Mendocino」のCeleronをご紹介。
Slot 1の普及版CPUとして登場したMendocinoは、2次キャッシュをCPUダイの中に統合したことで性能が向上。OC時には同クロックのPentium II並のパフォーマンスを発揮したことから大きな話題になりました。特にCeleron 300A MHz(66MHz×4.5)は、ベースクロックを100MHzに設定した時に、高い確率で安定動作するとされ、上位の高クロックモデルよりも人気を集めました。
その後、Celeronは新ソケットである「Socket 370」に移行し、ブームは終わりを迎えるかと思われましたが、今度はSlot 1変換アダプタに細工をすればデュアルCPU環境が構築できることが判明。ほどなく、デュアルCPU動作対応のSlot 1変換アダプタやデュアルSocket 370マザーボードが登場し、さらに店頭を盛り上げることになりました。
以下、当時の様子を写真で紹介しましょう(店名は当時のもの。すでに閉店しているショップもあり)。
Socket 370対応のCeleronが登場
Dual Slot 1マザーボードでDual Celeronを行う変換アダプタが人気に
Dual Celeron対応Socket 370変換アダプタの本命登場(1999/5/1)