取材中に見つけた○○なもの
すべての音楽を片手で持ち出せるデジタルプレイヤーの先駆け「Rio」
~ 199x年、アキバで話題になったPC周辺機器~
2016年12月14日 08:05
このコーナーでは、1990年代に話題になったPCパーツや周辺機器などを紹介していきます。
今回は、携帯MP3プレイヤーをメジャーな製品に押し上げたDiamond Multimedia Systemsの「Rio」をご紹介。
1998年に登場した初のモバイルデジタルオーディオプレイヤーである「mpman」の開発元をDiamond Multimedia Systems(当時)が買収し、発売されたのが「Rio PMP300」です。MDやDAT、CD等のプレイヤーと比べると、コンパクトで多くの曲を持ち運べることから海外では話題となっていました。日本でも同年12月に発売されると瞬く間に売り切れるほどの人気でした。
1999年以降、Rio部門はDiamond Multimedia Systems(当時)から分社、「Rio Port」となって他社との合併、買収を繰り返しデジタル音楽配信事業なども手がけましたが、その後のデジタルオーディオ市場でApple iPodが大きなシェアを占めたことや、販売会社のソニックブルー(旧Diamond Multimedia Systems)の倒産などにより店頭で見かける機会は減少していきます。
その後、ディーアンドエムホールディングスがRioブランドを買収し製品の開発・販売を続けていましたが、2005年にサポート業務を除いて撤退することになります。
以下、当時の様子を写真で紹介しましょう(店名は当時のもの。すでに閉店しているショップもあり)。
7月にはメモリを増量したスペシャルモデルが登場
Rio PMP300 Special Edition(1999/7/24)
1.5GB HDDを内蔵したRIO Nitrusが登場
1.5GB HDD搭載の小型音楽プレイヤー「Rio Nitrus」がデビュー(2003/10/4)