取材中に見つけた○○なもの

iMac登場がPCパーツ市場に大きな影響を与えた1999年の夏、店頭は“なんでもスケルトン”

カラーバリエーションが豊富なスケルトンケース(撮影協力:ツクモパソコン本店II)

 今回は1999年夏頃に販売されていた特徴的なPCケースを紹介します。当時はAppleのiMac人気の影響もあって、透明パーツを使ったトランスルーセントモデル(当時は“スケルトンモデル”と呼ばれることが多かった)が注目を集めていました。以前に紹介したMP3プレイヤーのRioシリーズや、マイクロソフトのIntelliMouseなどのスケルトンモデルが登場したのもこの時期です。

 店頭では、PCケースのほかに、周辺機器も多数登場しました(店名は当時のもの。すでに閉店しているショップもあります)。

“スケルトン”なPCケース

 4月頃から登場したスケルトンケースはさらに種類が増え、カラーバリエーションも豊富に。なお、スケルトンとは言っても金属製のフレームに透明な外装を付けたものがほとんどだったため、内部パーツが透けて見える訳ではありませんでした。

アイボリーばかりだったPCケースにもカラフルなモデルが増えていきます。
当時、毎週のように新しいスケルトンケースが登場していました。
星野金属工業のアルミケースのヒットに影響されたのか、スケルトン+アルミ素材という当時のトレンドを集約したケースも登場。

“スケルトン”の周辺機器も登場

クリアーパーツを使ったスケルトンのリテンションキット(ソフマップ1号店 Chicago Windows専門館にて購入)
背面から基板が見えるスケルトンキーボード。(撮影協力:クレバリー2号店と秋葉帝)
ケースに合わせて選べるスケルトンベゼルのCD-ROMドライブ。メタリックカラーもラインナップ。(撮影協力:ツクモパソコン本店II)
スケルトンの5インチベイ用スピーカー
スケルトンのOAタップ