Pentium IIIの品薄悪化、Athlonは攻勢に
価格改定があったばかりだというのにモノが入らず、海外ルートでは品不足から逆に値上がりしているという状況で、各ショップとも一様に不満顔。国内の正規代理店側からは実際の注文よりも少ない数しか入らず、出荷延期を告げられているケースもあるという。また、いくつかのショップによると、具体的な話として、代理店側から550E MHzと500E MHzに関して2月中は注文を受け付けられないとの連絡があったという。こうした中で貴重な在庫を持つショップは、マザーボードとのセットや「お1人様1本まで」などの条件を付けて販売したり、店先にわざわざ目立つように貼り紙を出して在庫をアピールするなどの動きを見せている。
一方のAthlonはというと、価格改定の効果で値が大きく下がり、同じクロックのPentium IIIよりどれも平均価格で1万円以上安くなって売れ行きは好調という。このところ対応マザーボードの値下がり傾向も顕著で、Athlonに対する値ごろ感が出てきたことも好材料になっているようだ。
いろいろな要因があるにせよ、現時点でPentium IIIとAthlonの勢いに変化が起きているのは確か。年明けからアキバのCPU市場は動きが急だ。
[撮影協力:ソフマップ1号店 Chicago Windows専門館]
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