【 2000年3月18日号 】

K6-2/550発売、クロックでCeleronを追い抜く

K6-2/550K6-2/550

 K6-2/550が発売になった。100MHz×5.5=550MHzのSocket 7用最速のCPUで、これでK6-2はローエンドデスクトップPC用CPUという意味でもCeleronの533MHzを追い抜いてクロックで最速になった。販売されているのはバルク品で、価格は12,980円~14,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 形状などに変化はないものの、電圧仕様がこれまでのK6-2とは異なり、2.2Vや2.4Vではなく、2.3Vになっているのが目新しい。CPU表面のマーキングにも「AMD-K6-2/550AGR 2.3V CORE/3.3V I/O」と明示され、データシートによると「AGR」の「G」も「2.2V-2.4V(Core)/3.135V-3.6V(I/O)」を意味するとある。

 異例の電圧仕様になっいてるとはいえ、FSB 100MHzをサポートしているマザーボードならば多くは2.3Vもサポートしているため、特に問題にはならなそうだ。Socket 7最速の環境を追求する人には最高の材料かも知れない。

□AMD-K6-2 Processor(日本AMD)
http://www.amd.com/japan/products/cpg/k623d/index.html

[撮影協力:PCiN秋葉原]


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