台北・光華商場買い物事情【2000年版】
【光華商場の入り口】 | 【付近の町並み】 |
【通りの端まで店が続く】 | 【価格表はアキバと同じ】 |
【Celeron 533A人気は共通】 | 【情報源は日本?】 |
【店頭にはケースの壁】 | 【今年の収穫】 |
●品揃えは売れ筋に絞られる
ショップの店頭で品揃えを眺めていると、売れ筋の製品に絞って揃えられているのがよく解る。例えば、CPUであればAthlonとPentium IIIの650~700MHz付近に、Celeronは533A MHzと566MHzの在庫が目立つ。あとはK6-2の500MHzと550MHzが少しある程度。アキバのように、流通しているCPUの全ラインナップを揃えている、というショップを見かけることはなかった。
メモリもSDRAMが中心で、PC100とPC133がほぼ同じ比重で扱われている。その一方、まだまだEDO SIMMの需要も多いようで、扱っているショップ数はアキバよりも多い。対照的に全く見つけることが出来なかったのがRIMMで、売れ筋中心という傾向がここにもハッキリと表れている。同様にRIMMスロット搭載のマザーも光華商場の店頭では全くと言ってよいほど見ることはなかった。
●オーバークロックは世界共通
CPUといえばオーバークロックが流行るのはどこの国でも一緒のようで、いくつかのショップでは規定以上のクロックで動作確認したCPUを、相場より高値で売っていた。最近のFC-PGA版Celeronに限らず、Pentium IIIやAthlonでもハッキリと「可超900以上」などと表示して販売している例もあった。
当然、オーバークロック情報の収集にも熱が入っており、あるショップでは日本のユーザーがWebで公開しているロット別の情報を集めたデータベースをプリントアウトし、店頭に張り出していた。そのほか、特定ロットのCPUを明示して販売しているところもあった。
●ゲームと携帯電話が主役に?
PCパーツショップが昨年から代わり映えしないのに比べ、賑わいを増しているのがゲームショップと携帯電話のアクセサリショップ。台湾での携帯電話の普及はかなり進んでおり、携帯電話に装飾を施すのが流行っているそうだ。日本のようにストラップで差別化するのではなく、本体のケースを交換したり、内部にLEDを追加する改造が主流のようで、様々なイラストの描かれた交換用の携帯電話のケースだけで大きなガラスケースが埋め尽くされていた。
また、ゲームといえば台湾でも当然のようにPlayStation 2は話題になっており、15,000元前後で販売されていた。初期出荷分で問題となったリージョンコードの件はこちらでも知られているようで、光華商場内のあるゲームショップではDVDプレーヤの「Ver 1.00」が付属するものは「Ver 1.01」が付属するものより3,000元(約1万円)ほど高く販売されていた。
ゲーム関連製品といえば、昨年レポートしたPlayStation用のスケルトン筐体の例から、今年はPlayStation 2のスケルトン筐体を期待して探索したが見つけられず、かわりにDreamCast用のスケルトン筐体が発見できた。残念ながら販売されていたのは筐体の上半分だけだったが、白、黄、青、黒の全4色あり、価格は日本円で約3,000円弱ほどだった。
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