一部ショップがWindows Me OEM版の0時販売を15日に決行

　Windows Me（Windows Millennium Edition）のリテールパッケージ版が22日(金)16時から先行販売されるという発表があったため、多くの人は「なんだWindows Meでは恒例の0時販売はやらないのか」と思ったに違いないが、そこはお祭り好きのアキバ、実はちょっとした“抜け道”を利用して深夜販売が行われることになりそうだ。

　というのも、マザーボードなどとセット販売されるWindows MeのOEM版に限っては、発売のタイミングが時間指定なしの15日(金)となっているため、一部のPCパーツショップはこれに乗じてOEM版の深夜販売を決行する計画を立てているのだ。すでにクレバリー3号店の店先には「Windows Me 9月15日解禁!!深夜00:00販売開始 ご来店のお客様には特別な商品を用意しております OEMバージョン 13,800円」と予価を含めた貼り紙を出し、深夜販売の予告を始めている。詳しい内容は不明だが、ほかの貼り紙には「当日限定セット有」という予告もある。価格に関しては、先週予価を公表したTWO-TOP秋葉原1号店でもOEM版を14,800円としていたほか、ほかのショップでも同程度の予価を掲示していることから、このあたりが相場になりそうだ。ただし、OEM版は単体販売されずにマザーボードやHDDなどとのセット販売のみとなるため、購入時の合計額はより大きくなることに注意。これらの予価は、あくまでもOEM版セット時のおよその加算相当分が表示されているに過ぎない。

　今のところ2日(土)時点で予告しているのはこの1店だけだが、これを発端にして次々と追随する動きが出てくる可能性も考えられる。一般的には22日(金)16時がWindows Meのデビュー日時と認知されているが、気の早いアキバのPCパーツショップは、一足早い15日(金)に誕生パーティーを開いてしまおうというわけだ。さて、今度は一体何人集まるのか？

　なお、Windows Meについては複数のショップが今週から店内でデモを始めたり、予約受け付けを始めるなど、全体的に動きが慌しくなってきている。新OSに興味がある人は要チェックの動きだ（詳細は「その他のお買い得情報」を参照のこと）。

□Windows Millennium Edition（マイクロソフト）
http://www.microsoft.com/japan/me/
【2000/8/26】早くもWindows Me日本語版の予約受付が始まる
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20000826/etc.html#winme

（マイクロソフト Windows Millennium Edition）

[撮影協力:クレバリー3号店とソフマップ1号店 Chicago Windows専門館とZOA21]