【 2000年9月30日号 】

Mobile K6-III+とMobile K6-2+/533の販売スタート

K6-III+/K6-2+K6-III+/K6-2+
K6-III+/K6-2+K6-III+/K6-2+

 Socket 7ユーザーに朗報。新たにK6-IIIの改良版であるK6-III+がアキバに出回り始め、450MHzモデルが13,800円~14,800円の価格で販売されている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 Mobile K6-III+は、最新の0.18μmプロセスで製造され、Athlonで追加されたEnhanced 3DNow!命令の一部やノートPC向け省電力技術のPowerNow!にも対応した新しいCPU。もちろん、コアには256KBの2次キャッシュが統合されている。名前の通り、本来はモバイル用ということになっているが、基本的にSocket 7用のCPUであるため、一般的な既存のSocket 7用マザーボードでもBIOSなどが対応していれば動作する可能性が高い。つまり、Socket 7ユーザーにしてみれば、これは貴重なアップグレードパスということになる。

 注目度は非常に高く、事前に予約をとっていたUSER'S SIDE本店では予約申し込みが殺到し、初回入荷分は全て予約分だけで完売してしまったそうだ。同店は、より高クロックのモデルも含めて再入荷の可能性を探っているというから、Socket 7ユーザーは今後も期待が持てそうだ。

 また、同じ新型Socket 7用CPUとして、8月に販売されたMobile K6-2+/500に続いてMobile K6-2+/533も出回り始めている。実売価格は11,800円~12,300円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 なお、Mobile K6-III+もMobile K6-2+も動作電圧が2.0Vと低くなっているので、BIOSも含めて購入前にはマザーボードの対応をよく調べておく必要がある。

□Mobile K6-III+(AMD)
http://www.amd.com/japan/products/cpg/mobile/index.html

 (AMD製CPU)

[撮影協力:TWO-TOP秋葉原2号店USER'S SIDE本店高速電脳 ]


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