【 2000年10月21日号 】

低価格MPEG-2キャプチャ製品NAVISシリーズの新作が発売に

NAVIS2NAVIS2
NAVIS-USBNAVIS-USB
PIX-MPGCP/U1New NAVIS

 低価格ハードウェアMPEG-2キャプチャ製品の先駆け的存在と言える、韓国PentaMediaのNAVISシリーズに新作が2種類登場している。1つはPCIカードの「NAVIS2」で、もう1つはUSB接続の「NAVIS-USB」。いずれも初代NAVISをベースにしつつソフトの日本語化や改良を行った最新モデルで、新たに販売代理店となったアスクから発売になっている。

 「NAVIS2」は、文字通りNAVISの2代目にあたる。ハードウェアに大きな変更はなく、カードの外観もほぼ同じ。製品仕様もMPEG-1とMPEG-2の両対応、MPEG-2の対応解像度が352×480~720×480ドット、VBR対応、対応ビットレートが1Mbps~8Mbpsである点など、ほとんどそのまま引き継いだかたちになっている。USB接続の「NAVIS-USB」もほぼ同じ仕様だが、最大ビットレートが6Mbpsに落とされている点が異なる。USB接続のハードウェアMPEG-2キャプチャ製品としては、NECから発売されているTVチューナーを内蔵した「SmartVision Pro for USB」があるが、「NAVIS-USB」はあくまでも純粋なキャプチャユニットであり、TVチューナーは内蔵されていない。

 最近では国内周辺機器メーカーから低価格ハードウェアMPEG-2キャプチャ製品が出てきているため、NAVISシリーズもやや苦しいところだが、どちらも対応OSとしてWindows 98のほかWindws 2000も含んでいる点が優位なところ。Windows 2000ユーザーで低価格なMPEG-2キャプチャ製品を使おうとすると、ほとんど選択肢はこのNAVISシリーズしかないというのが実状。実売価格は「NAVIS2」が23,800円~25,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「NAVIS-USB」が26,800円~27,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 なお、このほかにも、ピクセラからUSB接続のMPEG-2キャプチャユニットとして「PIX-MPGCP/U1+PixeDV3.0」も出ている。この製品はハードウェア的に「NAVIS-USB」と似た仕様を持つが、パッケージ裏面の記述によると、ほかにはない特徴として、対応するDVD-RAMドライブとの組み合わせでビデオレコーディング(VRF) 規格による動画データの記録が可能になっている。この規格で記録した動画データは、同規格に対応したDVDビデオレコーダーや、近い将来発売が予定されているDVDプレーヤーでそのまま再生できる。実売価格は34,799円~37,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 このあとにも低価格ハードウェアMPEG-2キャプチャ製品が各社から続々出てくる予定で、このジャンルでの競争は激しさを増すばかりだ。

□NAVIS2(アスク)
http://www.ask-corp.co.jp/penta/navis2.htm
□NAVIS-USB(アスク)
http://www.ask-corp.co.jp/penta/navisusb.htm
□PIX-MPGCP/U1(ピクセラ)
http://www.pixela.co.jp/hotnews/release/news20_0901.html

 (PentaMedia NAVIS2/PCI)
 (PentaMedia NAVIS-USB)
 (ピクセラ PIX-MPGCP/U1)

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPコムサテライト1号店ツクモParts王国]


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