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Micron製DDRメモリ対応チップセット搭載マザーのデモが始まる
動作中のマザーボードはMicron製のSamurai DDRチップセットを搭載した「Lincoln」。Dual仕様のSocket 370マザーボードで、64bit PCIスロットを2本持つサーバー向けのもの。同店によると、あくまでも評価用のES品という。このマザーボードを見る限り、チップセットのNorthBridgeはMicronオリジナルのチップだが、SouthBridgeはVT82C686シリーズの後継とされているVIAの新チップVT8231になっている。このVT8231は、LANインターフェイスの論理層を内蔵しているなどの特徴がある。デモ用に実装されているメモリは、やはりMicron製のDDR SDRAMで、仕様は266MHz/CL=2.5のECC付き/レジスタードタイプ。ただし、このメモリもES品とのことで、実際、メモリチップの上には「ES」の文字も見える。
マザーボード自体はあくまでサーバー向けのサンプル品で、今のところ販売する予定もないとのことだが、まずはDDR SDRAMを使うことで、一体どれほどパフォーマンスアップにつながるのかを、このデモで体感することが可能だ。
また、ALiのMAGiK1チップセットを搭載したAthlon用のDDR SDRAM対応マザーボードであるIwill製「KA266-R」も、来週には一部ショップで展示される予定になっている。アイウィルジャパンよると、これもES品になる予定で、製品版は12月頭に入荷する予定という。高速電脳では、すでにアイウィルジャパンの依頼で、動作検証協力者へこのES品を代行発送しているとのこと(販売したわけではない)。
先週の時点でAMD-760チップセット搭載のDDR SDRAM対応Athlon用マザーボードを20日(月)に入荷予定と公言していいるフェイスの例もあり、DDRメモリのプラットフォームに関する動きがこのところ慌しい。PC用メモリのDDR時代到来も、もう間近なのは確かだ。
【2000/11/11】DDRメモリ対応のAMD-760搭載Socket Aマザーが20日に発売?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001111/etc_ga7dx.html
(Micron Lincoln) | |
(Iwill KA266-R) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店と高速電脳]
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