2.5インチHDDで初の15GBプラッタ搭載製品が東芝から登場

【 2001年1月27日号】

2.5インチHDDで初の15GBプラッタ搭載製品が東芝から登場

　ここ最近、3.5インチHDDの性能アップに関しては足踏み状態だが、その代わりに今週は2.5インチHDDに大きな進歩が見られた。東芝から2.5インチHDD初の15GBプラッタを採用した製品が登場したもので、複数のショップが9.5mm厚の15GB容量モデル「MK1517GAP」を17,980円～18,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）で販売中だ。
　この製品は、同じ9.5mm厚で30GB容量の「MK3017GAP」と共にサンプル出荷開始の発表が22日(月)に行われたばかりの最新モデル。発表時点で2.5インチHDDとしては世界最高の面記録密度を誇り、当然のことながら15GBのプラッタも2.5インチHDDとしては世界最高の容量になる。HDDの容量アップとスピードアップを実現したい薄型ノートPCユーザーにとっては、まさに待望の製品だ。
　時期的に考えれば販売されているのは評価用のサンプル品ではないかとの疑問も湧くが、いずれのショップでも特にそうした告知はなく、実物を見ても特にサンプル品であることを明示する文字や記号は見当たらない。ショップ側でも通常の保証条件で販売しているため、買う側としては通常の製品と何ら変わりはない。
　一番期待されている30GBモデルの販売がまだなのが残念なところだが、15GBモデルでも記録密度の向上からデータ転送スピードが速くなっている可能性があり、スピード重視の人なら使ってみる価値はありそう。
　なお、インターフェイスはUltra ATA/100に対応、スピンドルは4,200rpm、平均シークタイムは12ms、キャッシュ容量は2MBとなっている。
□MK1517GAP／MK3017GAP（東芝）
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2001_01/pr_j2201.htm

　（東芝 MK1517GAP／MK3017GAP）

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

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