【 2001年2月3日号 】

ThunderBird Avenger搭載カードも登場したサウンドカード試聴大会が盛況

サウンドカード試聴大会サウンドカード試聴大会
サウンドカード試聴大会サウンドカード試聴大会
サウンドカード試聴大会サウンドカード試聴大会

 USER'S SIDE本店が3日(土)に店内で実施した「Audio/Sound Cards 大試聴会 in USER'S SIDE」は予想以上の参加者が集まり、ちょっとした盛り上がりを見せた。このイベントは、普段確認できない各種サウンドカードの音を、LINN製プリアンプなどの高級オーディオセットと組み合わせて実際に聞き比べてみようという趣旨で行われたもの。プロ向け高級サウンドカードのデモも行われるとあって、店内にはサウンドカードにこだわりを持つマニア達が多数集結した。

 14時付近に確認したところ、店内の客数は約40人。「20人程度の参加者を想定していたんだけど…」と同店がうれしい悲鳴をあげるほどの混雑ぶりで、デモ機最前列にいた参加者がやむを得ず床に直接座り込むというハプニングも。イベントで実際に試されたカードは、D.A.L CardDeluxe、Soundscape mixtreme、Turtlebeach SANTA CRUZ、オンキヨー SE-120PCI、PHILIPS Acoustic Edge PSC706など約10枚で、さらに参加者が持ち込んだカードも数枚、試聴に使われた。

 イベントは同店の売上増にもつながったようで、実際に音を聞いた後にテスト対象のサウンドカードを買い求める客が続出、特に同日入荷したばかりのPHILIPS Acoustic Edge PSC706がよく売れたという。このカードはPHILIPS製サウンドチップThnderbird Avengerを搭載したカードで、一時はオンキヨーがこのサウンドチップを採用した製品としてSE-100PCIを発表したものの、チップ自体の開発遅れなどで発売中止となってしまったという、言わば“幻”の製品。今週発売となったオンキヨーのサウンドカードSE-120PCIは、そのSE-100PCIの代替モデルとして開発された製品であり、このイベントでSE-120PCIとAcoustic Edge PSC706が同時に比較されるというのは、まさにサウンドカードマニアにとっては願ってもない注目の一戦だったわけだ。

 音や映像などアナログ出力を伴う製品は、実際に自分自身で体感してみないとわからない部分が多く、特にクオリティ重視のマニアには貴重なチャンスとして、このイベントは受け入れられたようだ。同店では今回の成功をいかして、似たようなイベントを今後も実施する方向で検討中という。

 Acoustic Edge PSC706は同店で15,800円で販売中(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□Audio/Sound Cards 大試聴会 in USER'S SIDE(USER'S SIDE)
http://www.users-side.co.jp/osirase/index.html

 (Philips Acoustic Edge PSC706)

[撮影協力:USER'S SIDE本店]


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