【 2001年2月3日号 】

のっぺらぼうのタイピング練習専用キーボード「これが打てるか!」発売

これが打てるか!これが打てるか!
これが打てるか!これが打てるか!
これが打てるか!これが打てるか!

 ここ最近のタイピング練習ソフトのブームが、ついにPCパーツの世界にも影響を与え始めた。

 というのも、キートップの印刷を省いたのっぺらぼうの単体キーボードが、タイピング練習専用キーボードとして発売されてしまった(?)のだ。その名も冗談めいた「これが打てるか!」という製品で、パッケージ表面には“本物のブラインドタッチなら印刷などいらない”という挑戦的なメッセージも記された、まさに前代未聞の異色作。

 発売したのは、約2ヶ月前に「ブルーライトヨコハマウス」という妙な名前のマウスを発売したばかりのセンチュリー。製品構成は、キートップの印刷がまったくないPS/2インターフェイス用の109日本語キーボードと、タイピング練習ソフト「闘打SE」「激打2」などの体験版が収録されたCD-ROM「試打」、さらにキートップ印刷付きキーボードカバーがセットになっているというユニークなもの。

 同梱のキーボードカバーは、キーボードの形状に合わせて凹凸のついた薄いラバー材のため、そのままキーボード上にかけて使えば、普通のキートップ印刷付きキーボードとして使えるというメリットがある。パッケージ表面にも“いきなりブラインドタッチはちょっと…と、言う人もだいじょーぶ!”という売り文句付きだ。ただし、意図的な設計なのかそれとも偶然なのか、このキーボードカバーは3,000回くらい打つと磨耗で文字がかすれてしまうそうで、“早くマスターしないと文字がかすれてきちゃうから、がんばってね!”(リテールパッケージの表面より)とのこと。なお、このキーボードカバーは文字がかすれたとしても保証外だそうだ。

 一体どこまで本気の製品なのかよくわからないところもあるが、少なくとも、これから真剣にブラインドタッチを習得しようとしている人には強制ギプスのようなものとして実用的に使えそうだ。また、すでにブラインドタッチを習得している人でも、オフィスで自分のブラインドタッチを自慢するアイテムとして十分使えるかも…。実売価格は2,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□これが打てるか!(センチュリー)
http://www.century.co.jp/products/koreute.html
【2000/12/2】名前の勝利?青いLED搭載の「ブルーライトヨコハマウス」が発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001202/etc_yokohamouse.html

 (センチュリー これが打てるか!)



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