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i815Eを搭載してDual CPU対応だという謎のマザーボードが展示される
展示されているマザーボードは、基板裏側に補修用のジャンパ線があちこち飛んでいる評価用サンプル品で、同店もまだ動作テストは行っていないものだという。現段階では目視で実物をチェックする程度のことしかできないが、確かにチップセットはi815Eであり、マザーボード上にはSocket 370が2つ搭載されている。フォームファクタは標準的なATXで、スロット構成はDIMMスロット×3、AGP×1、PCI×4、PCI/CNR×1となっている。また、オンボードデバイスとしてIDE RAIDコントローラーのPROMISE PDC20265Rを搭載している。
仕様や今後の販売予定も含め、同店もまだ詳細をつかめていないとのことで、今後どうなるかはまだわからないが、もしこの構成で本当にDualでCPUが動作し、製品として販売されるのであれば、大変な注目株となることは間違いない。最近ではApollo Pro133Aチップセットを搭載した廉価なDual Socket 370対応マザーボードが出回っているとはいえ、互換性の問題などから、最新の規格をサポートしたIntel純正チップセットを搭載した廉価なPentium III用Dual対応マザーボードを求めている人は多く、例え“裏技”的な仕様で実現している製品であったとしても、i815EによるDual Socket 370対応マザーボードが発売されれば人気を呼ぶことは確実。
i815Eチップセットを搭載したDual Socket 370対応マザーボードとしては、ほかにも2000年10月に行われたWORLD PC EXPOに「EP-D3SA」という製品をEPoXが参考出品して大きな注目を集めたことがあるが、今のところこれは製品化されていない。今回の「6A815D」も、すぐに製品化される予定がないものである可能性も否定できないが、少なくとも販売流通ルートにサンプル品が流れたという事実は、販売実現に向けて一歩近づいたと前向きに見ることができそうだ。今後の動きに要注目。
□ACORP ELECTRONICS
http://www.acorp.com.tw/
(ACORP 6A815D) |
[撮影協力:ソフトアイランド秋葉原店]
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