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冷却材トレンドは銅から銀へ?銀仕様の製品が続々と発売に
まず、先週から出回り始めているのがジャパンバリューの「PT-P Silver」。これは、Pentium III、Pentium 4、K6シリーズを対象とした製品で、基本的にはCPU表面と同じサイズの銀シートとゲルを組み合わせた単純な薄型シート。発売元によると、このシートは「熱拡散が早」く「熱伝導の均一化」が実現できる製品であり、これをCPUとCPUクーラーの間に挟むことで冷却効率を高めることができるという。
また、今週からはAthlonとDuronに対応したという同シリーズの「PT-A Silver」も発売になっている。これも基本的には同じものだが、AthlonやDuronの表面四隅にあるパッドを避けるためにシートの形状が十字になっているのが特徴だ。ゲルはちょうどCPUのコアと接触する部分だけが削り取られているため、これを使うと直接CPUコアと銀シート部分が接するかたちになる。これも、CPUとCPUクーラーの間に挟むことで冷却効率を高めることができるのだという。
使用している銀の純度は99.9%。確かに金属の中では銀がもっとも熱伝導率が高いことが知られており、これまでほとんど製品化されてこなかったこと自体が不思議と言えば不思議。本当にこのような構造と使い方で実質的な効果が期待できるのかどうかはわからないが、実売価格が1,280円~1,300円と安いため(詳細は「その他のお買い得情報」参照のこと)、ちょっと確認のために試してみるというのも面白いかもしれない。なお、CUSTOMでは、銀を62~65%含有したというヒートシンク向け接着剤「Arctic Silver Thermal Adhesive」も販売している。
今後も続いて銀を採用した製品が出るかどうかは、これからのお楽しみ。
□PT-P Silver/PT-A Silver(ジャパンバリュー)
http://www.jjv.ne.jp/product/PT-P-A/
(ジャパンバリュー PT-P Silver) | |
(ジャパンバリュー PT-A Silver) |
[撮影協力:高速電脳]
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