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複雑な銅板を採用した高価なCPUクーラー「CUONES」がデビュー
「CUONES」はオオマエテックというメーカーの製品で、基本的には銅製ヒートシンクとファンが一体になったCPUクーラー。銅素材には無酸素銅を用い、その表面はイオン化表面処理技術を使うことで銅特有の変色を抑えることに成功しているという。最大の特徴はこの銅製ヒートシンクの構造で、波形形状を施した薄型銅板が銅製ベースユニットから垂直に23枚林立する構造になっている。自動車用ラジエーターの放熱構造をさらに複雑にしたようなイメージで、銅の独特の色と相まってちょっと不思議な雰囲気を醸し出している。もちろん、この形状が表面積の増加による効率的な放熱効果を狙ったものであることは言うまでもない。
メーカー側では「冷却サーモモジュール研究によるノウハウを注入」「従来の銅製品と比べ大幅な軽量化と高い放熱効果を実現」などとこの製品の優位性をアピールしており、売る側としてもかなりの自信を持っていることをうかがわせる。
対応するのはSocket A/Socket 370/Socket 7用のCPUで、今後発売されるオプションによりPentium 4にも対応するという。なお、動作確認の済んでいるCPUは、Athlon 1.2GHz、Pentium III 1GHzなど。
実売価格が9,000円と高いのが難点だが(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、ただの銅製CPUクーにー飽き足らないという人には持ってこいの製品と言えるかも知れない。
□CUONES(オオマエテック)
http://www.omaetec.co.jp/
(オオマエテック CUONES) |
[撮影協力:高速電脳]
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