5本のBNCコネクタが付いた“カノープス風”Type Dビデオカード発売

　今や“カノープス風”ビデオカードとしてすっかりおなじみの韓国SUMA製GeForce2 MX搭載ビデオカードに、また新モデルが登場した。今度は「PLATINUM GeFORCE2 MX SIF Type D」という、5本のBNCコネクタを搭載したGeForce2 MX搭載ビデオカード。例によってカノープスのSSHテクノロジーそっくりのSIFという技術を使った製品で、ビデオ信号の出力部分に交換可能な高架橋型サブ基板を採用している。

　今回のType Dは、これまでに発売されたVGA×1構成のType AとVGA×2のType Bに続く製品で、今度は高架橋型サブ基板に5本のBNCコネクタが搭載されている。予定では、Type CというVGA×1＋DVI×1の製品も出てくるはずになっているのだが、なぜか今回はこれがスキップされたかたちになっている。なお、BNC 5本のコネクタを持つサブ基板というのは、カノープスのSPECTRAシリーズ用オプションであるSSH Type-Bと同じ構成。ビデオカードの端から5本の極太BNCコネクタが出ている姿は、まるでジェットの噴射口のようでもあり、なんとも勇ましい。

　製品には約1.8mのBNCケーブルケーブルが標準で添付されているほか、VGA×1のType Aサブ基板も同梱されているので、必要に応じてどちらかきりかえて使うことが可能だ。SIFが本当に画質に効果のある技術ならば、BNCケーブルを使うことでさらに画質が向上する可能性が考えられるが、こればかりは試してみないことにはわからない。少なくとも、今回の製品を購入することでType DとType Aによる比較はできそうだ。

　低予算でビデオカードからディスプレイまでを直接BNCケーブルでつなぎたいという人にはいい候補になりそうだ。メモリは5.5nsの32MB SDRAMを搭載。実売価格は21,500円～24,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　なお、今週からサブ基板だけの単体販売も始まっている。現在出回っているのは、VGA×2のType Bと、BNC用のType Dの2製品。

□PLATINUM GeFORCE2 MX SIF Type D（SUMA SYSTEM）
http://www.suma.co.kr/product/product_view.php3?mode=view&pid=47
□SIF Type D/SIF Type B（エムシージェイ）
http://www.mcjpc.com/suma/type_d.htm
http://www.mcjpc.com/suma/type_b.htm
【2001/1/27】“カノープス風”のGeForce2 MX搭載ビデオカードがSUMAから発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010127/sumasif.html

（SUMA PLATINUM GeFORCE2 MX SIF Type D）

[撮影協力:コムサテライト3号店とコムサテライト1号店とZOA秋葉原店]

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