【 2001年5月19日号 】

FC-PGA2対応のDual Socket 370マザーボード「694D Pro2」が発売

694D Pro2694D Pro2
694D Pro2694D Pro2
694D Pro2694D Pro2

 Dual構成のマザーボードとして初めてFC-PGA2対応をうたったマザーボードがMicrostarから登場した。製品はApollo Pro133Aチップセットを搭載したDual Socket 370マザーボード「694D Pro2」で、マニュアルにはしっかりとFC-PGA2対応であることが明記されている。

 「694D Pro2」は「694D Pro」の後継モデルにあたり、変更点としてはFC-PGA2への対応、オーディオ機能の省略、USB接続ネットワーク機能のサポートなどがあげられる。対応CPUの動作クロック範囲も広がり、これまで上限が933MHzだったものが新モデルでは1.1GHzにまで拡張されている。

 FC-PGA2対応のDualマザーボードとしてはこれが初めてということにはなるが、FC-PGA2といっても、具体的なサポートCPUの範囲ははっきりしていないところもあるので注意が必要。FC-PGA2というと0.13μmプロセス製造の次期Pentium III“Tualatin”を思い浮かべる人も多いはずだが、FC-PGA2とは内部アーキテクチャではなく、あくまでもパッケージ形状のことをさすだけで、現行0.18μmプロセス製造のPentium III 1GHzでもDステップ品から採用されることになっており、一概に「FC-PGA2=Tualatin」と解釈すると危険な面がある。

 少なくとも、先行して発売したApollo Pro133A搭載のSocket 370マザーボード「VH6T」では国内代理店がわざわざFC-PGA2対応と同時にTualatin対応だと発表しているのに対し、「694D Pro2」ではWeb上の製品情報でもマニュアル上でもTualatin対応とは一切記していないところからすると、この製品に関しては次期Pentium IIIのTualatin対応ではなく、あくまで現行Pentium IIIのFC-PGA2版にも対応するという限定的なものだと解釈するのが自然。メーカー側が大きなプロモーションをかけていない点を見ても、基本的には単なるマイナーバージョンアップと見られる。

 Web上の製品情報を見る限りでは、今後はIEEE-1394やIDE-RAIDE機能などのオプションを搭載した製品も「694D Pro2-I」「694D Pro2-IR」などの型番で出てくる模様。Tualatin対応であるかどうかはともかく、Dual Socket 370マザーを物色中の人ならば、一連のシリーズはしばらく要チェックの対象になりそう。

 「694D Pro2」の実売価格は15,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□694D Pro2(Micro-Star International)
http://tw.msi.com.tw/showroom/mainboard/eng/6321v20.htm
【2001/5/4】次世代CPU“Tualatin”対応をうたったマザーがABITから登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010504/etc_vh6t.html

 (Microstar 694D Pro2)

[撮影協力:ツクモパソコン本店IITSUKUMO eX.]


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