【 2001年5月26日号 】

C3のマーキングが変更されるも、形状や電圧の謎はそのまま

C3C3
C3C3

 C3のマーキングに変化が起きている。コアが新しくSamuel2に変わったにもかかわらず、これまで昔の「VIA Cyrix III」のままだったマーキングが、新たに「VIA C3」に変わったのだ。

 確認できた範囲では、ごく最近出荷された一部リテールパッケージ品のC3 700A MHzは新しいマーキングに変わっている。従来の「VIA Cyrix III Processor」というロゴが「VIA C3 Processor」に変化し、ロゴの直下にある製品名表記も「VIA Cyrix (R) III」から「VIA C3 TM」に変わっている。これでようやく、誰の目にもはっきりとC3であることが識別できるようになったわけだ。

 ただし、CPUの形状は以前と変わりなく、セラミックパッケージと金色のヒートスプレッダが一体になった見慣れた姿のまま。正式発表ではヒートスプレッダを排除した平坦なセラミックパッケージになっていたが、相変わらずこの点は変化がない。また、動作電圧も確認できたものは1.6Vで、以前と同様に正式発表の1.5Vとは異なった仕様のままだ。

 なお、正規代理店から出荷されたリテールパッケージ品であるにもかかわらず、新マーキングのC3が入ったものでも化粧箱の外側は相変わらず「VIA Cyrix III Processor」のまま。実は今回のマーキングの変化は、トータルで見ると、実はつじつまの合わないイレギュラーな要素がまた増えただけ、というのが実態ではある。

 もっとも、“アバウトな仕様”がVIAの伝統であり、それは今も昔も変わっていないと言ってしまえば、それまでのことなのだが。

□C3(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/jsp/en/products/C3/c3.jsp
【2001/4/28】C3 667AMHzバルクと700A MHzリテール版がデビュー、謎深まる
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010428/etc_c3box.html
【2001/4/21】Samuel2コアを搭載したVIAのC3 700A MHzが突如デビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010421/via_c3.html

 (VIA Cyrixシリーズ)

[撮影協力:コムサテライト2号店]


[前の記事]: 国産バージョンの「Super超頻之家」が登場、総アルミの独自仕様
[次の記事]: 次は風俗の街へ変化?駅前に全5フロアのアダルトグッズショップ

[ Back ]戻る

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp