|
C3 667AMHzバルクと700A MHzリテール版がデビュー、謎深まる
先週のES品に続いてC3 700A MHzのリテールパッケージが発売されたものの、なぜか謎は解決するどころか逆に深まってしまった。なぜなら、箱はCyrix III 700MHz用のものがそのまま使われ、その中身のCPUも先週のES品と変わらない内容になっていたからだ。どこからどう見ても、外から見るぶんにはC3ではなくCyrix IIIそのもの。
CPU単体で比較すると、先週のES品と違うのは裏側のマーキングだけ。ES品では「C5B ES 90641C6 1.6V/100」と簡素な表記だったものが、今回の製品版では「VIA Cyrix 700MHz (100X7.0) 1.6V A220AP0 0114 TAIWAN E244800」と詳細に記されている。しかし、動作電圧は相変わらず1.5Vではなく1.6Vのままだ。
また、新たにC3 667A MHzがバルクで販売開始となっているが、こちらも基本的にCyrix IIIのマーキングと形状のままで、正式発表されたC3の姿とは似ても似つかない。そのうえ、この667A MHzだけはなぜか動作電圧が正式発表の通り1.5Vになっている。電圧の謎については、「700A MHzが1.6Vなのは、安定性を高めるための変更だと代理店から聞いている」というショップもあるが、相変わらずVIAから正式なアナウンスは何も出ていない。
電圧1.5V、ヒートスプレッダのないセラミックパッケージ、C3ロゴ。これらを満たす“真のC3”はいったいいつ現れるのだろうか。
C3 700A MHzリテールパッケージの実売価格は7,680円~8,800円、C3 667A MHzの実売価格は約6,280円~6,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□C3(VIA Technologies)
http://www.viatech.com/products/C3.htm
【2001/4/21】Samuel2コアを搭載したVIAのC3 700A MHzが突如デビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010421/via_c3.html
(VIA Cyrixシリーズ) |
[↑前の記事]: | Pentium 4 1.7GHzがデビューと同時に、従来モデルの価格が急落 |
[↓次の記事]: | JustLink対応の20倍速CD-R/RWドライブ発売、バルクも同時デビュー |
Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp
|