FDDとSmartMediaとCFに対応した内蔵用コンボドライブが発売

　小型PCを多機能化したいという人や、PCのドライブベイが足りなくて困っているという人には朗報だ。珍しい3.5インチベイ用のコンボドライブが発売されたのだ。3.5インチFDDをベースに、スマートメディアとコンパクトフラッシュのメモリメディア用リーダーが追加された製品で、インターフェイスはFDD用とUSBを利用する。メーカーはYE-DATAで、製品名は「Tri-Cabin（YD-8V01）」。

　内部構造的には単純で、ノート用のスリム型3.5インチFDDとUSB接続のメモリカードリーダーが上下に合体しただけのもの。とはいえ、ベゼルが専用に作られており、小さなスペースにフロッピーディスク用挿入口、アクセスLED、イジェクトボタン、スマートメディア用スロット、コンパクトフラッシュ用スロットが、まさに所狭しと並べられ、いかにも多機能な様子を表している。

　これを使えば、3.5インチドライブたった1つで3つのメディアが利用できるようになる。一般的にPCケースはオープン型の3.5インチドライブベイは1つしかない場合が多いうえ、ほぼ必ず1つは消費してしまう場所なので、ここに多機能型のコンボドライブをつけられるのならとても効率的だ。ドライブベイが足りなくなって困っているという人や、そもそもドライブベイが少ない小型PCなどにはもってこいの製品と言える。これまで複数の機能を持ったコンボドライブは5インチ用では数多く存在しているが、3.5インチ用は極めて珍しい。

　なお、同梱のUSBケーブルは、Bコネクタと内部接続用の平行5ピンコネクタという組み合わせになっており、このままではマザーボード上に内部接続用のUSBコネクタが存在しないと接続が出来ないので要注意。もし、マザーボード側これがない場合は、別途BコネクタとAコネクタの組み合わせになっているUSBケーブルを購入し、ケース外側にあるUSBコネクタとつなぐ必要がある。

　実売価格は11,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

□Tri-Cabin（ワイ・イー・データ）
http://www.yedata.co.jp/kanri/new_product/010601.pdf

（YE-DATA Tri-Cabin）

[撮影協力:俺コンハウス]

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