【 2001年7月14日号 】

玄人志向版の“Super超頻之家”が電源ベイとドライブベイ付きで登場

SEIGI-1GOUSEIGI-1GOU
SEIGI-1GOUSEIGI-1GOU
SEIGI-1GOUSEIGI-1GOU

 「Super超頻之家」、ジャパンバリュー「PM-CMBS」に続く、露出型のPCパーツ固定用ケース「SEIGI-1GOU(生技壱號)」が玄人志向から発売された。別名を「根性試し用まな板」というこの製品は、まさにその名のとおり、さまざまなパーツを組み替えたりしながら動作実験(=根性試し)を行なうのに最適なケースだ。

 「SEIGI-1GOU」は、全体が6本の支柱を利用した2段構成で、下段には電源やドライブ類を、上段にはマザーボードをそれぞれ固定するようになっている。「SEIGI-1GOU」が先行の2製品と決定的に違うのは、標準で電源固定用金具とドライブ固定用のベイが付属している点。とくに金具や部品等の買い足しをせずとも、「SEIGI-1GOU」単体で電源やドライブを固定することが可能だ。レイアウト的にも電源やドライブがマザーボードの下に置かれるようになっており、場所を取らずコンパクトに設置できる。

 ビデオカードやサウンドカードといった拡張カード類を固定するスロットカバーは通常のPCケースと同様の部品が使用されており、PCケースと同じ感覚でカードの取り付け、取り外しができるなど、使い勝手はかなりよさそう。マザーボード上のPS/2コネクタや、シリアルポート、USBポートなどをカバーするためのI/Oパネルが付属しているのも通常のPCケースと同様だ。また、上板の角には同梱の電源スイッチとリセットスイッチも取り付けられるようになっており、機能的にはほぼパーフェクトといっていいだろう。

 ドライブを下段に固定するというレイアウトのため、ドライブを頻繁に交換するといった用途には不向きかもしれないが、通常、パーツの動作実験と言えば拡張カード類やCPU、メモリなどを交換する機会のほうが圧倒的に多く、何より場所を取らずに設置できることによるメリットは大きいと言える。実験用途に限らず、余ったパーツを「SEIGI-1GOU」に組み込んでセカンドマシンに、といった使い方もよいかもしれない。

 実売価格は9,799円~9,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□SEIGI-1GOU/生技壱號(玄人志向)
http://www.kuroutoshikou.com/products/seigi-1gou/seigi-1goufset.html
【2001/5/26】国産バージョンの「超頻之家」が登場、総アルミの独自仕様
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010526/etc_pmcmbs.html
【1999/6/21】究極のスケルトンPCケース?台湾製「Super超頻之家」
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/990612/frame_case.html

 (玄人志向 SEIGI-1GOU)

[撮影協力:TSUKUMO eX.ツクモParts王国OVERTOP II]


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