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蛇腹ダクトを使ってPCケース外から吸気するCPUクーラー登場
パッケージには同社のCPUクーラー「NS-6060」と6cm角のPCケース用ファン、ケースファンの口径を6cmから8cmに変換するアダプタなどに加え、掃除機のホースのような蛇腹のダクトが同梱されている。かなりの異彩を放っている蛇腹ダクトだが、この存在こそが「Turbo Giga」のミソなのだ。
「Turbo Giga」の冷却構造は、CPUソケットとPCケースに取り付けた双方のファンを蛇腹ダクトでつなげることで、ケースファンから吸い込まれたPCケース外の空気を直接ヒートシンクに送ることができるというもの。ケースファンを複数個用いるなどして十分にPCケース内の換気を行なったとしても、密閉されているPCケース内の温度はどうしても室内温度よりも高くなってしまう。それならば、蛇腹ダクトを通して室内の空気を直接CPUケースに送ってしまおうというわけだ。夏場でも、エアコンの効いた部屋ならばかなりの冷却効果の向上が期待できそうだ。対応CPUはSocket AとSocket 370用CPUで、対応クロックは特に明記されていない。
蛇腹ダクトをPCケース内で引き回す際に、ほかのパーツと干渉しないようにするなどの注意が必要だが、それさえクリアしてしまえばいろいろなCPUクーラーやグリスをあれこれ試すよりも、楽に高い冷却性能を手に入れることができるかもしれない。
CPUのオーバークロック性能を追求するためのPCや、常に負荷の高いプロセスを実行させているPCなどに導入を検討してみてはどうだろうか。販売されているのは、蛇腹ダクトとヒートシンクなどがセットの「Turbo Giga」と、ヒートシンクなどが省かれた蛇腹ダクト+ファンの単体製品「Turbo Cool Unit」の2種類。現在使用している手持ちのCPUクーラーをそのまま使いたいのならば、ヒートシンク上にあるファンが6cm角のタイプなら「Turbo Cool Unit」だけを買えばすむことになる。
実売価格は「Turbo Giga(NS-6060TG)」が7,950円~9,480円、「Turbo Cool Unit(TC-001)」が4,480円~4,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□アイネックス
http://www.ainex.jp/
(アイネックス Turbo Giga) | |
(アイネックス Turbo Cool Unit) |
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