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SNEから2GHz対応のヒートパイプ付き極薄CPUクーラーが発売
「ENTHUSIAST OF COOLERS」と名付けられたこのCPUクーラーは、3カ所に分けられた薄型フィンのブロックをヒートパイプが水平に串刺しされているという構造のもので、ファンがないこともあって僅か26.5mmという超薄型になっている。ヒートパイプがエグゾーストパイプのようでもあり、見た目は小型エンジンといった感じだ。これだけでどの程度冷却効果があるのか心配になってしまうところだが、同社によれば1GHz~2GHzクラスのCPUにも対応するという。なお、全体の色は銀色だが、ベースの素材は熱伝導率の高い銅を使用しており、これをニッケルメッキ加工したものだという。
ファンレスであることから静音性に関しては申し分なく、加えて高さも26.5mmと非常に低いため、スペックどおりの性能を発揮するのならば、小型の高性能静音PCを自作したいといった場合には最適のCPUクーラーと言えるだろう。ただし、通常のCPUクーラーに比べて幅が110mmとかなり広くなっているため、CPUソケットの周囲にコンデンサが林立しているマザーボードへの装着は難しそうだ。さらに同社のWebサイトには、冷却性能を最優先にするのならば、PCケース内のファンの風をCPUクーラーに当てるようにしたり、ケース内部の温度を下げるといった工夫が必要との注意書きもあり、すべてのPCケースやマザーボードにおいて、単純にこれまで使っていたCPUクーラーと交換、というわけにはいかないようだ。
導入にあたって難易度は高めとはいえ、ファンレスである点と高さが低いことから得られるメリットが大きいのも確か。そのシンプルかつ斬新なデザインに、見た目にも惹き付けられるものがあるという人もいるだろう。手持ちのマザーボードに使えるかどうか確認を行なっておきたいのはもちろんだが、逆に「ENTHUSIAST OF COOLERS」を使うことを前提にして新たにマザーボードやPCケースなどを選ぶ、というのもアリかもしれない。実売価格は6,500円~6,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□SNE3HP-CU(エス・エヌ・イー)
http://www.sne.ab.psiweb.com/newpage52.htm
(SNE SNE3HP-CU) |
[撮影協力:CUSTOMとコムサテライト3号店]
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