山洋電気が銅板を渦巻状に配したオリジナルCPUクーラーを発売
ヒートシンクの素材が銅製というだけでなく、厚みのある銅板の上に渦巻状のフィンが配置されているというその形状も印象的だ。奇をてらったCPUクーラー製品では、こうした渦巻状のフィンや円筒状のヒートシンクなどを採用している例がよく見られるが、冒頭のように「オーソドックスなCPUクーラー」というイメージの強い同社としては珍しい。しかし、見た目だけで終わっていないのがさすがは山洋と言ったところで、「サンエースMC-HX」の熱抵抗値は0.37K/Wと従来の「サンエースMC」よりも0.07K/W低く、搭載している5,200rpmのファンも動作音39dB(従来比3dB減)を実現しているとのこと。冷却性能の高さと静音性の両方を兼ね備えたCPUクーラーというわけだ。
対応CPUはPentium 4の2GHzまで。Socket 478タイプのPentium 4がブレイクしている現状としてはSocket 478対応製品も期待したいところだが、i850チップセットの性能面やi850チップセット搭載マザーボードの入手性などから考えればSocket 423プラットフォームはまだまだまだ現役と言える。
安くなったPentium 4でPCを自作したいが、CPUの冷却性能にはこだわりたいという人なら、この「サンエースMC-HX」も選択肢の1つに加えてはどうだろうか。実売価格は5,800円~6,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□サンエースMC-HX(山洋電気)
http://www.sanyodenki.co.jp/release/20010824d.html
http://sanyodb.fix.co.jp/techguidance/9H9912G5016.html
http://www.sanyodenki.co.jp/release/20010824d.html
(山洋電機 サンエースMC-HX) |
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