【 2001年11月3日号 】

「RADEON 8500」のリテールパッケージ発売、バルク品は別モデルと判明

RADEON 8500(BOX)RADEON 8500(BOX)
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 バルク品の登場から約2週間が経過して、アキバに待望の「RADEON 8500」ATI純正リテールパッケージが出回り始めた。先行して出回っているバルク品が公式発表の275MHzよりも動作クロックが低い250MHzだったのに対し、リテールパッケージ品は公式発表どおりに275MHzになっているというから、注目度は大だ。

 出回っているのは興隆商事が発売した並行輸入品と、アスク扱いの国内向けリテールパッケージ。ATIが発表していたとおり赤を基調としたデザインの箱パッケージに収められている。同梱内容は、RADEON 8500本体、CD-ROM 2枚(デバイスドライバ、ゲーム)、DVI-VGA変換コネクタ、テレビ出力用ケーブル3本、マニュアルとなっている。

 カード本体は外観上特にバルク品との違いはなく、デザインも同一、ビデオメモリもHynix製HY5DV641622AT-36が搭載されており、出力コネクタもS端子、VGA、DVI端子の3系統という構成は変わらない。唯一違う点は、ビデオカード裏側に貼ってあるシールにバルク品では「MADE IN CHINA」と記されていたのが、リテールパッケージ品では「MADE IN CANADA」となっている点(ただし、実際には「MADE IN CIHINA」というシールのついたものと混在している)。動作クロックなど内部仕様については、ATI公式仕様どおりに動作クロックが275MHzになっているという。

 なお、これまで出回っていた動作クロック250MHzのバルク品は、10月29日(月)付けで発表された、OEMやODM用の「RADEON 8500LE」という別物だったことが判明した。正式発表が遅かったことと、チップ上のマーキングがRADEON 8500とあったことから、その当時は見分けがつかないものだったとはいえ、先行したバルク品は実際には別型番のものだったことになり、ショップ側もやや混乱している様子だ。すでに一部のショップではバルク品を「RADEON 8500LE」と表示型番を変更して販売をスタートさせている。

 公式発表仕様どおりの「RADEON 8500」が欲しいという人は、今のところリテールパッケージ品しか選択肢はない。実売価格は39,800円~45,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□RADEON 8500(ATI Technologies)
http://www.ati.com/na/pages/products/pc/radeon_8500/
□興隆商事
http://www.kohryu.com/
□アスク
http://www.ask-corp.co.jp/
【2001/10/20】GeForceシリーズの強敵?ATIの最新「RADEON 8500」がデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011020/radeon8500.html

 (ATI RADEON 8500)

[撮影協力:CUSTOMTSUKUMO eX.]


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