【 2001年12月1日号 】

そこまでやる?冷却ファンを搭載したDIMM用ヒートスプレッダ登場

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 冬もそろそろ本番という時期になって、メモリ用の強力な新型冷却アイテムが登場した。それは、メモリ用冷却ファンを搭載したDIMM用ヒートスプレッダ。DIMMにヒートスプレッダをつけるというだけでも大げさなイメージがあるが、さらに4cm角のファンが合体しているというのだから驚きだ。

 実はこれ、ちょうど1ヶ月ほど前に一部ショップでサンプル展示されていたもので、「A-1165」というThermaltakeの製品。夏に発売されて話題になった、DIMM用のヒートスプレッダ「MEMORY COOLING KITS」のバリエーションモデルということになる。DIMMの両面に貼り付ける構造は同じだが、片方のヒートスプレッダはL字状になっており、そこに4cm角のファンがついている。これをとりつけることで、ちょうどDIMMを立てた状態で真上からファンの風があたるかたちになる。

 ファンは1枚のDIMMだけ冷やすのではなく複数枚のDIMMを冷やすサイズがあるため、2枚や4枚など複数のDIMMがマザーボードにささっている場合は、一番端のDIMMにファン付きヒートスプレッダを取り付け、ほかはすべてファンなしヒートスプレッダという構成にしておくことで、すべてのDIMMがファンで上から効率的に冷やされることになる。

 ここまでしてメモリを冷やしたいというニーズがあるのかどうかは疑問だが、オーバークロックの環境で極限まで性能を引き出すという目的なら、少なくとも使えるかもしれない。

 実売価格は1,680円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□A1165(Thermaltake Technology)
http://www.thermaltake.com/activekits.htm
【2001/6/2】メモリ冷却用のヒートスプレッダ登場、DIMMがRIMMそっくりに
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010602/etc_memorycool.html
【2001/11/3】冷却ファン付きのDIMM用ヒートスプレッダが近日登場、やりすぎ?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011103/etc.html#memhs

 (Thermaltake A1165)

[撮影協力:CUSTOM]


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