【 2002年1月19日号 】

C3をオンボード搭載したVIA純正Mini-ITXフォームファクタのマザー展示中

Mini-ITXMini-ITX
Mini-ITXMini-ITX
Mini-ITXMini-ITX

 またC3をオンボード搭載した小型マザーボードの新種がアキバに姿を現した。今度はVIA純正のサンプル品で、Mini-ITXというVIAが提唱する新しい小型フォームファクターを採用しているのが特徴だ。

 サンプル品を展示しているのはOVERTOP高速電脳の2店。マザーボードは17cm×17cmの小型サイズで、オンボードで薄型銀色ヒートシンクが特徴的なEBGAパッケージのC3 733A MHzを搭載、チップセットはApollo PLE133で、LANインターフェイスも備えたオールインワン設計になっている。サイズが小さいぶん、拡張スロットはPCI×1、SDR SDRAM DIMM×2のみと限られている。

 これまでにも17cm×17cmのマザーボードはいくつかあり、いずれもFlexATXと呼ばれていたが、実際にこのサイズを明確に規格として定めているのは実はMini-ITXが初めて。これまで一般的にFlexATX(22.9cm×19.1cm)よりも小さいものは、すべてFlexATXと言っていたというに過ぎない。VIAはMini-ITXのほか、21.5cm×19.1cmのITXというフォームファクタも定義している。

 展示されているのは、もともとVIAが組み込み機器用ソリューションとして発表した「Eden」というプラットフォームを想定したサンプル品のようで、低消費電力CPUのESPシリーズをオンボード搭載したマザーボード「Eden 1400」とほぼ同様のデザインになっている。また、高速電脳では実際に「Eden」のパンフレットを一緒に展示中だ。

 ただし、高速電脳によると、実際に入荷するのはESPシリーズを搭載したタイプではなく800MHz版のC3をオンボード搭載したものになるという。入荷時期は2月下旬で、予価は2万円以下。今のところ、LANとサウンドとTV-OUTがつくことが仕様として決まっているとのこと。もともと「Eden」プラットフォームは組み込み用製品のため、そのままショップに並ぶ可能性は低く、出てくるのはC3オンボードの製品ということになりそうだ。

□Edeon(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/en/Products/eden.jsp
□Mini-ITX(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/jsp/en/products/VInternet/Mini-iTX.PDF
【2002/1/12】謎のCPU「1Giga Pro」をオンボード搭載したマザーの展示始まる
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020112/etc_m787.html
【2001/9/29】BGAタイプのC3 667MHzをオンボード搭載したマザーがサンプル展示中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010929/etc.html#p6vemz

 (VIA C3)

[撮影協力:高速電脳]


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