Socket A用統合チップセットProSavageDDR KM266搭載マザーが初登場

【 2002年3月9日号】

Socket A用統合チップセットProSavageDDR KM266搭載マザーが初登場

　NVIDIAのnForce 420シリーズに続いて、今度はVIAからDDR SDRAMをサポートしたSocket A対応統合型チップセットが新たに登場した。そのチップセットとは、ProSavage8相当のビデオコアを統合したというProSavageDDR KM266。このチップセットを搭載した第1弾製品「GA-7VKML」がGIGABYTEから発売となり、アキバに出回り始めている。
　ProSavageDDR KM266は、簡単に説明するとApollo KT266AにS3 ProSavage8相当のビデオコアを統合したVIAの最新統合型チップセット。以前のSocket A対応統合型チップセットProSavage KM133と比較すると、PC1600/PC2100のDDR SDRAMに対応した点、ビデオコアがProSavage4相当からProSavage8相当に変更された点、NorthBridgeとSouthBridge間の接続がPCIからV-Linkに変更された点などが異なり、性能的には大きく強化されている。
　この最新チップセットを搭載した第1弾製品となったのは、GIGABYTEの「GA-7VKML」。microATXフォームファクタの製品で、VGA、サウンド、LANインターフェイスをオンボード搭載したオールインワンタイプの製品となっている。拡張スロット構成はAGP×1／PCI×2／PCI/CNR×1／DDR DIMM×2。なお、搭載しているSouthBridgeが最新のVT8233Aであるため、IDEインターフェイスがUltra ATA/133に対応しているという特徴もある。
　パフォーマンスアップのためにチップセットは大きく改良されており、Socket A環境で省スペースかつコストパフォーマンスの高いPCを作るという場合には有力な選択肢になりそうだ。マザーボードにCPUコア電圧調整機能などがあり、マニアックな使い方が可能だという点も見逃せないところだ。
　実売価格は13,800円～15,299円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
□GA-7VKML（Gigabyte Technology）
http://www.gigabyte.com.tw/products/7vkml.htm

　（GIGABYTE GA-7VKML）

[撮影協力:コムサテライト1号店とOVERTOPとコムサテライト3号店]

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