【 2002年3月30日号 】

“生首ギャルゲー”で話題になった「TOMAK」が日本語版になって再登場

TOMAKTOMAK
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 “生首ギャルゲー”として話題を呼び、本誌2001年度アキバで見つけた変なモノ大賞でも大賞を獲得した、あの韓国産美少女系恋愛育成シミュレーションゲームソフト「TOMAK」が新たな形でデビューを飾った。なんと、今度は正式な日本語版が発売されたのだ。画面の中のメッセージやマニュアルが日本語化されているほか、音声も日本の声優によって日本語で吹き込まれている。発売元はサン電子で、実売価格は6,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 ゲームのストーリーや設定そのものは韓国語版と同じで、美しい体を捨てて首だけの姿となった女神とプレイヤー(主人公)との間に本当の愛が芽生えるかどうかを試す、というのが基本的なテーマ。これを達成できなければ、怒った神々が人類を滅ぼしてしまうというのだから、意外にもプレイヤーの責任は重大だ。首だけ鉢に植えられた女神とうまくコミニュケーションをとり、食事やファッションで楽しんだり、ほかの女の子からの誘惑からうまく逃げたりなど、女神との愛を育むためにプレイヤーがしなければならないことは多い。画面には愛情度、知性、感受性、ストレスなどのステータスバーがあり、常に変化するので、これをチェックしながら数々のイベントをこなすことになる。

 韓国語版の発売当時はメッセージやマニュアルがすべて韓国語であったため、内容が日本人にはよくわからず、とにかく鉢に植えられた美少女の首が出てくるというインパクトが先行し、“美少女を鉢に植えて育てる育成ゲーム”という禁断のイメージもあったが、日本語版で確認してみれば、いちおうそれなりのストーリーがあり、どちらかといえば恋愛シミュレーションゲームという方が正しいということがわかる。

 元が韓国製とはいえ、出てくるキャラクターやイラストは極めて日本的な感覚に近いものなので、ほとんど違和感なく楽しめるはず。いわゆるギャルゲーにはまっている人はもちろんのこと、まだ一度もやったことがないという人でも、その世界の入門用として手に入れてみるのもいいかもしれない。

 なお、販売を行なっているOVERTOPによると、初回版特典として、オリジナルマウスパッドと海洋堂製のボトルキャップがおまけについてくるとのこと。

□Tomak - Save the Earth -(サン電子)
http://www.sun-denshi.co.jp/soft/tomak_web/
【2001/7/7】一部で話題の韓国製“生首ギャルゲー”「TOMAK」がアキバに上陸
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010707/etc_tomak.html
【2001/12/28】「アキバで見つけた変なモノ大賞」 結果発表
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011228/hen2001.html

 (ユーティリティ)

[撮影協力:OVERTOP]


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