トイデジカメ決定版？液晶付きアルミボディの「Che-ez! moni-me」発売

　超小型デジタルカメラ「Che-ez! spyz」などトイデジカメのChe-ez!シリーズでおなじみエヌエイチ・ジャパン・ホールディングスから、今度は1万円程度で買える液晶モニタを備えた33万画素デジタルカメラ「Che-ez! moni-me」が発売となった。実売価格は9,979円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　トイデジカメなどの小型デジタルカメラではコンパクトさや価格を優先するため液晶モニタを搭載しない製品が多いが、この「Che-ez! moni-me」は縦55mm×横69mm×厚さ19mmというコンパクトサイズのアルミボディに1.5インチSTNカラー液晶モニタを搭載。世界最小とはいかないまでも携帯性は非常に高く、液晶モニタを見ながらの撮影や撮影後の画像の確認、消去などが行なえ使い勝手もよいという、なかなかの優れモノだ。ただし、TFTなどではなく廉価なSTN方式液晶のため、映し出される画面は全体的に階調のない白っぽい絵になってしまうので、プレビューの画質についてはあまり多くを望まないほうがいい。

　本体のデザインはレンズカバーや電源スイッチ、シャッターボタン、液晶表示操作用のボタンなどを備える以外は突起部の少ないフラットなものになっているので、19mmという若干の厚みはあるもののシャツの胸ポケットなどに入れて携帯するにも苦になるようなことはないだろう。本体重量も約58g（電池除く）と、こちらも十分軽量なレベルだ。

　さらに、付属のドライバがストレージクラスに対応しているので（PCとは付属のUSBケーブルで接続）、専用ソフトを使うことなくWindowsのエクスプローラなどで画像ファイルのダウンロードが可能になっているのもありがたい点だ。なお、メモリは4MBの内蔵型フラッシュメモリで、撮影可能枚数はFineモードで約30枚、Normalモードで約60枚となっている（両モードともサイズは640×480ドットで画像圧縮率が異なる）。

　また、電源には単3形アルカリ乾電池の使用を推奨しているが、ニカド／ニッケル水素電池といった充電式電池も利用できる。専用の充電池を内蔵したタイプの小型デジタルカメラに比べると、「Che-ez! moni-me」では入手性のよい一般的な単3形電池が利用できるという点もメリットといえるだろう。電池寿命については、アルカリ乾電池使用時で約250枚（約40分間）の撮影が可能としている。

　そのほか、PCと接続して付属のマネージャーソフトを使用すれば動画の撮影が可能で、NetNeeting用などのWebカメラとしても利用できるという特徴も持っている。コンパクトサイズで液晶を装備、さらに低価格、多機能という多くのメリットを持つ「Che-ez! moni-me」は、トイデジカメとしてだけでなく一般のデジタルカメラとして見てもかなり魅力的で手軽な製品と言えそうだ。

□Che-ez! moni-me／Che-ez! Kiss（エヌエイチ・ジャパン・ホールディングス）
http://www.che-ez.com/moni-me/
http://www.che-ez.com/newitem/newitems2.html
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（NHJ Che-ez!シリーズ）

[撮影協力:ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館]

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