【 2002年7月13日号 】

まるでキッチンシンク?総ステンレスで鏡面加工の国産PCケース

Stainless CaseStainless Case
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 見た目が派手で記憶に残るPCケースは過去にも数々登場しているが、今回のPCケースもそうした製品に名を連ねることは間違いないだろう。大島工業という金属加工メーカーから、なんと全てステンレス素材で作られたミドルタワーケース、その名も「ALL STAINLESS PC CASE(OSK-ATXM-001)」が登場した。販売を始めたのは高速電脳で、実売価格は39,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 PCケース全体を鏡面加工したシルバーのステンレスが覆うという、ど派手なルックスは、誰もが一目で度肝を抜かれるに違いない。部分的にステンレス素材を用いた製品は過去にも発売されているが、この「ALL STAINLESS PC CASE」はその名のとおりドライブベイやフレームといった内部から外装まですべてがステンレス製で、その本体重量はなんと11.2kgにも及ぶ。外装部分は全て鏡面加工が施され、表面の質感はまさに新築家屋のキッチンシンクといったところだ。

 また、素材やルックスだけでなくPCケースの基本構造にもこだわりをみせ、ドライブベイを丸ごと前面から取り外せるドロワー機構や、鍵を差し込んで電源スイッチやリセットスイッチを操作するキースイッチなどといったユニークな部分も持っている。そのほかの仕様は、本体サイズが高さ418mm×幅202mm×奥行き452mm、ドライブベイが5インチ×4、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×4、電源がPentium 4/Athlon対応の320W電源ユニット、ケースファンが前面5cm角×2、背面6cm角×1といった比較的ベーシックなもので、見た目が奇抜とはいえ安心して利用できそうだ。ただし、11.2kgという本体の重さには要注意だ。

 一般的なPCケースに比べて重量があるのが難点といえば難点だが、ステンレス素材ならではの質感の高さはそれを補って余りあるといってよいかもしれない。またオールステンレス製としては価格が安いのも魅力のひとつ。ただし、同社によればこれば発売を記念しての50台限定の特価とのことなので、購入するのであれば早目がよいだろう。

□All Stainless PC Case OSK-ATXM-001(大島工業)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~ohshima/
http://www.ohshima.co.jp/

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 (大島工業 ATXM-001)

[撮影協力:高速電脳]


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