【 2002年7月19日号 】

RIMM4200のモジュールが登場、単体販売と同梱マザーが発売に

P4T533/R with RIMM4200P4T533/R with RIMM4200
P4T533/R with RIMM4200P4T533/R with RIMM4200
P4T533/R with RIMM4200P4T533/R with RIMM4200
P4T533/R with RIMM4200P4T533/R with RIMM4200

 PC1066の32bit RIMMであるRIMM4200がアキバに流通し始めた。今週から出回り始めたのは、RIMM4200の256MBモジュールが同梱されたASUS製Socket 478マザーボード「P4T533/R」と、SAMSUNG製RIMM4200の256MB単体モジュールの2種類。32bit RIMMは、これまでPC800の32bit RIMMであるRIMM3200がアキバに単体で販売された実績はあるものの、RIMM4200の登場は今回が初めて。

 単体販売中のモジュールと、「P4T533/R」に同梱されたモジュールはまったく同じもので、メーカーはSAMSUNG。モジュール上のラベルに記されている型番は「MD16R1628AF0-CN9」となっており、これを同社のWebサイト上にあるスペック表に照らし合わせてみると、動作クロックが1,066MHz、tRACが35nsの64Mbitチップを採用した製品であることが分かる。つまり、正確に言えば、これはPC1066-35の32bit RIMMだということになる。ちなみに、そのスペック表には、上位モデルとなるtRACが32nsのタイプや128Mbitチップを搭載したモジュールに関する情報も記されている。

 メモリ同梱版の「P4T533/R」は、容量256MBのRIMM4200が1本標準添付された製品で、それ以外は先週登場した単体の「P4T533/R」と内容はまったく同じ。i850Eチップセットのほか、PROMISE製Ultra ATA/133対応IDE RAIDコントローラーやNEC製USB 2.0コントローラー、C-Media製6チャネル出力対応サウンド機能などを搭載するといったマザーボード自体の仕様にまったく差はない。つまり、先に単体の「P4T533/R」を手に入れた人でも、RIMM4200を別途単体で入手すれば、これとまったく同じ環境になるというわけだ。

 まだ流通量は決して多くないとはいえ、メモリをバンドルしたマザーボードの流通が始まると同時に、現状利用可能な最上位規格RIMM4200のモジュールが単体で出回り始めたことで、ようやく32bit RIMMは普及への足がかりができたと言えそうだ。

 なお、実売価格は「P4T533/R」のRIMM4200バンドルモデルが39,800円~40,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、RIMM4200 256MBの単体が15,980円~17,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□P4T533(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.co.jp/mb/socket478/p4t533/overview.htm
□MD16(8)R1624(8/G)AF0 -CN9/M9/M8(Samsung Electronics)
http://www.samsungelectronics.com/semiconductors/DRAM/Rambus_DRAM_RIMM/x32_RIMM/Non-ECC/MD16R1624AF0/md16(18)r1624(8_g)af0.htm
□関連記事
【2002年7月13日】32bit RIMMに対応した初のマザーボード「P4T533/R」がデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020713/p4t533r.html

 (ASUS P4T533/R RIMM4200 256MB同梱版)
 (RIMM)

[撮影協力:コムサテライト1号店コムサテライト3号店高速電脳DOS/Vパラダイス秋葉原2号店 Prime館]


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