3Dlabsから、DirectX 9との関連性を持つ新型ビデオチップを搭載したビデオカードがデビューを飾った。製品は「Wildcat VP870」で、これは同社の最新アーキテクチャVisual Processing Architecture採用の最新ビデオチップWildcat VP800を搭載したワークステーション向けビデオカード。この最新アーキテクチャはOpenGL 2.0やDirectX 9に最適化されたというのがウリで、フルプログラマブルな2D/3Dエンジンであることなどが特徴となっている。ただし、今回の製品ではDirectX 9への対応に関しては具体的にはうたわれておらず、現時点ではデバイスドライバも「DirectX 8.1 with vertex shader 1.1 and pixel shader 1.2」とされているのみ。今回の製品はターゲットのマーケットがコンシューマーではないため、Direct X対応については重要視されていないようだ。DDR 128MBメモリやDVI出力、3Dグラス出力付きという構成で実売価格は88,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、3Dlabsを3月に買収したCreativeから、同様のアーキテクチャを採用したビデオチップとビデオカードが今後リリースされる見込みで、こちらはDirectX 9対応をうたうものと見られる。 □Wildcat VP870(http://www.3dlabs.com/product/wildcatvp/) |
6月下旬のMSIに続き、ASUSとGIGABYTEからもApollo KT400搭載Socket Aマザーボードのサンプルがアキバに上陸した。ASUS製「A7V8X」の展示がソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館で、GIGABYTE製「GA-7VAXP」の展示がBLESS秋葉原本店で、それぞれスタートしている。ASUSの「A7V8X」は、C-Mediaの6チャネル出力対応サウンドコントローラーやPromiseのSerial ATAコントローラー、Broadcomの10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応LANコントローラーを搭載するというオンボードデバイスの充実ぶりが目立ち、一方のGIGABYTE製「GA-7VAXP」も、PromiseのUltra ATA/133対応IDE RAIDコントローラーを搭載するなど、両者ともハイパフォーマンス仕様のマザーボードになっている。なおBLESS秋葉原本店では「GA-7VAXP」にPC2100 DDR SDRAM(DDR266)を搭載したデモ機が稼動中だが、代理店がPC3200 DDR SDRAM(DDR400)を入手し次第それに搭載し直して実動デモを行なう予定としているので、こちらも要チェックだ。 □A7V8X(http://www.unitycorp.co.jp/products/socket_a/detail/ath_xp/a7v8x/a7v8x.html) |
カノープスのテレビチューナー搭載キャプチャ製品のMTV1000、MTV2000、MTV2200SXと組み合わせて利用できるオプションの赤外線リモコンキット「CRM-1」が同社から登場した。実売価格は5,800円~6,280円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。画質のよさや充実した予約録画機能などで人気を博しているMTVシリーズだが、その一方でリアルタイムでテレビを視聴しながらチャンネルの変更や録画、タイムシフト機能などの操作が手元で行なえるリモコンが欲しいと思っていたユーザーも多いだろう。そうしたニーズに応えるのがまさに今回登場した「CRM-1」というわけだ。製品はリモコン本体とUSB接続の受光ユニットで構成され、リモコン本体はテンキーのほか、チャンネル変更、録画、再生、タイムシフトなどの機能を操作できるキーなどを36個備えるという構成になっている。ユニークなのは、グラフィックスでリモコン本体を忠実に再現したソフトウェアリモコン「FEATHER」が付属する点だ。「FEATHER」は単独で使用できるほか、Web上で体験版の配布も行なわれているので、購入を考えている人は体験版でおおよその操作性などを確かめてみるというのも悪くないだろう。 □CRM-1(http://www.canopus.co.jp/catalog/mtv-op/crm1_index.htm) |
Maxpointから音に反応する蛍光管を装備したユニークなミドルタワーケース「CS-3051L-S3A」が先週登場して注目を集めたばかりだが、今週は汎用の音感センサー付き蛍光管が単品で発売となっている。製品は「NEON LIGHT」と「Stand Neon/BL」というもので、どちらも音に反応して光るという構造は同じで、特に後者は「CS-3051L-S3A」に使われていたものとまったく同じもの。「NEON LIGHT」は発色の異なる「NL-1BL」(ブルー)、「NL-1GN」(グリーン)、「NL-1OR」(オレンジ)という3タイプが用意されているが、「Stand Neon/BL」は現時点でブルー1色だけ。これを使えば、わざわざPCケースを買い直さなくても、手持ちのPCケースを音感センサー付き蛍光管を内蔵した派手なものに簡単に変えられるというわけだ。インテリア的なイルミネーションという意外に実用性はまったくないが、むしろ飽きたらすぐにとり外せるという意味で、単独の音感センサー付き蛍光管の意味は大きいかもしれない。実売価格は2,480円~3,489円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 |
ペースはゆっくりながら着実に選択肢の幅を広げつつあるMini-ITXフォームファクタ対応の汎用ケース。今週はタワー型で初めて5インチベイ/3.5インチベイを搭載するG-Alantic Enterprise製「GA610iPL」が発売になっている。実売価格は7,800円~8,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。スリムタイプではない標準サイズの光学ドライブやFDDを搭載できるのがこの製品の最大の特徴。電源ユニットはファン搭載タイプのためファンレスPCには不向きだが、容量は150Wとこの手のケースにしては大きめで、ハイパフォーマンス静音マシンの自作といった用途には重宝されそうだ。また、付属のライザーカードを使って通常サイズのPCIカードも利用できる。ライザーカードでPCIカードが使えるタイプの製品では、ほかにも既に登場しているST-2688をベースに改良を加えたものとして、背面にPCIカード用の拡張スロットが新設された製品も近日登場予定で、ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館でサンプル品を展示中。こちらの入荷時期は8月上旬予定で、価格は未定。 □GA610iPL(http://www.g-alantic.com.tw/new-pro_frame.htm) |
2つの開閉カバー付き5インチベイとケースファン回転速度のコントロール機能をあわせ持つというユニークなミドルタワーケース「MAGIC II」が発売になった。カラーバリエーションはブルー、ゴールド、シルバー、ホワイトの4種類で、実売価格はいずれのモデルも13,700円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。5インチベイに開閉カバーを備えたPCケースは数多くあるが、それを2つ搭載するというのは珍しい。CD-R/RWドライブとDVD-ROMドライブの両方を搭載したいがフロントデザインの統一感は損ないたくない、という人にはまさにうってつけの仕様といえるだろう。そして、電源ユニット内部の温度に連動してケースファンの回転速度を制御する機能を備えるのも特徴のひとつ(回転数の変化の幅は不明)。電源ユニットからはケースファン専用の電源ケーブルが延びており、これを背面のケースファンに接続して使用するというかたちになる。ただし、コネクタ形状は一般的な4ピンコネクタと同じになっていて、間違えてHDDやCD-ROMドライブなどに挿すと故障などの原因となるとしているので注意が必要だ。 □MAGIC II(http://www.admain.co.jp/product/case/mag2/bl.html) |
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