【 2002年8月3日号 】

LAOXがT-ZONE.本店跡地のビルを一棟借り、ホビーなどの大型店

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 5月末にT-ZONE.本店が撤退、そして1階と2階で営業していた電器店のミナミムセンも8月20日(火)の閉店が決定し、その後の動向が注目されていたミナミビルだが、なんとラオックスがこのビルをまるまる一棟借りし、ゲーム、ホビー関連を中心に扱う総合エンタテインメントショップを10月10日(木)午前10時にオープンすると発表した。

 全8階という広大なフロアを持つミナミビルは、中央通りに面するという立地条件のよさからアキバのランドマーク的存在になっているのはご存知のとおり。ミナミムセンの閉店が決定した後からは、パチンコ店、ディスカウントショップ、家電量販店など、さまざまな業種の店舗の入居が噂されていたが、結局はアキバに馴染み深い同社が新店舗を展開するということに落ち着いた。なお、店舗名はまだ決まっておらず、一般公募によるネーミングコンテストの実施も予定しているそうだ。

 もっとも、ラオックスが入るといってもPCや家電など直接扱う店舗ではないというところが、最近のアキバの情勢をよく物語っている。「国内最大級の総合エンタテインメント・ショップ」とうたう今度の新店舗では、CD/DVDソフト、ゲーム、書籍、玩具、模型、DTM関連などエンタテインメント性の高い製品を大量展示し、さらにそれらを体感、体験できるコーナーも各所に設置するといった内容になるという。ただし、現時点では詳細なフロア構成は不明だ。

 既に「THE COMPUTER GAME館」「HOBBY館」「楽器館」などの店舗をアキバに構える同社だが、売場面積が約5,000平方メートルという新店舗はまさにこれらの集大成ともいえる巨大エンタテインメントショップになることは間違いない。

 同ビルはアキバのほぼ中心地に位置するだけでなく、専用駐車場を持つことで集客能力にも優れる優良物件。そのビルが巨大エンタテインメントショップに生まれ変わるとなれば、アキバの客層に今後大きな変化が見られるかもしれない。

□ニュースリリース(ラオックス)
http://www.laox.jp/information/pre/020729.html
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【2002年7月19日】アキバに大型店舗の空き物件が出現、ミナミムセンの8月閉店で
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020719/etc.html#minami

 (AKIBA PC eArena)


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