【 2002年8月31日号 】

フレーム単位で自在にデザイン可能なPCケース「Lubic」がデビュー

LubicLubic
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 7月にOVERTOPでサンプル展示が行なわれていた、アルミ製フレームパーツを使って露出型PCケースを自作できるという製品が、ようやくテスト販売という形でデビューを飾った。製品名は「Lubic」で、発売元は創朋。実売価格は9,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 キットの内容は、アルミ製フレーム20本とジョイント部品やネジなど。カラーバリエーションは赤、緑、青、黄、黒のほか、これら5色のフレームが4本ずつ入ったセットも用意されており種類は豊富だ。

 正立方体のmicroATXケースを作るにはフレームが12本必要で、残りは電源ユニットやHDDといったパーツの固定部などに利用できる。もちろん正立方体だけでなく、ユーザーが自由に様々な形に組み上げることも可能だ。ちょっと難しそうという人は、同店で正立方体ケースの上部に余ったフレームで液晶モニタの固定部を設けた完成サンプルが展示されているので、これを参考にするとよいだろう。ただし、「あくまでも購入者の創意工夫で利用するケース」であり、ドライブベイ/電源用金具なども一切付属していないため、ドライブ類や電源などを「どこに」「どうやって」固定するかは全て購入者の判断で行う必要がある。

 なお、今回は「テスト販売」のためパッケージが白箱になっているが、今後登場する予定の最終製品版ではきちんとデザインされた化粧箱に収められるほか、組み立て手順などが書かれたマニュアルも付属するという。そのほかオプションとして、フレームに取り付けて使用する開閉式のフタや、移動用のキャスター、ゴム足などを発売することも検討しているそうだ。

 自作初心者にはやや敷居が高いが、デザインやレイアウトなどの自由度の高さはまさにユーザーの発想次第というこの「Lubic」は、露出型PCケースの新たな発展形といえるだろう。

□創朋
http://www.soho-jp.com/
□関連記事
【2002年7月19日】露出型PCケースもアルミで自作?組み立てパーツが近日登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020719/etc.html#alumi

 (Lubic)

[撮影協力:OVERTOP]


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