新規格の4倍速によるDVD-R書き込みに対応したというDVD-Rメディアが早くもRITEKから登場した。メディア1枚あたりの実売価格は299円(あきばんぐ2号店(ブロックD1-[e4]))。標準で4倍速でのDVD-Rへの書き込みに対応したドライブは、8種類のメディアに対応したソニーのDVDマルチドライブ「DRU-500A」が近日登場予定となっているほか、パイオニアからも先日DVD-R/RWドライブ「DVR-A05-J」が発表されているが、まだ残念ながら製品は発売されていない。せっかく今回登場した4倍速対応メディアも現時点では宝の持ち腐れだが、これであとは対応ドライブの発売を待つばかりとなったわけだ。なお、現行の2倍速でのDVD-R書き込みに対応したDVD-R/RWドライブで4倍速対応DVD-Rメディアを使用した場合、ドライブとメディアの両方が破損する可能性があるとしており、パイオニアと同社製品を採用するサードパーティの多くはこの不具合に対応するためのファームウェアを公開している。現行ドライブで4倍速対応DVD-Rメディアを試してみようと考えている人は注意が必要だ。 【追記】同店は30日(月)になって「メーカーからDVD-Rの4倍速書きこみ対応は手違いでまだ確認が取れていない」との連絡を受けたとして、4倍速対応の表記を店頭から外した。 □RITEK(http://www.ritek.com.tw/ritek_e/index.htm) |
ブルーとシルバーのツートンカラーが印象的なマイクロソフト製ホイールマウスの新製品3機種が発売となった。実売価格は、標準タイプの「Optical Mouse Blue」が3,980円、ワイヤレスタイプの「Wireless Optical Mouse Blue」が5,239円~5,980円、モバイル向けの小型タイプ「Mobile Optical Mouse」が3,799円~3,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。「アストラルブルー」という新色を採用したこれら3タイプのマウス(「Mobile Optical Mouse」はシルバーカラーモデルもあり)は、いずれも毎秒2,000回スキャンの光学センサーと3つのボタンを搭載したいわばエントリーモデル。光学センサーのスキャン回数やボタン数は既存のハイグレードモデル「IntelliMouse Explorer」「Wireless IntelliMouse Explorer」などに比べて少ないがその分価格は手頃になっている。また、ブルーとシルバーのツートンカラーというポップな色使いも既存モデルにはなかったもので、こうしたデザインに親しみやすさを感じるという人も少なくないだろう。もともと人気が高かった同社のマウスだが、今回の3タイプの新製品は更なる新規ユーザーの開拓に繋がりそうだ。 □Microsoft Mouseシリーズ(http://www.microsoft.com/japan/hardware/mouse/default.asp) |
標準的な製品に比べて高速なメモリクロック550MHzを実現したというGeForce4 Ti4200搭載ビデオカード「V8420S」がASUSから登場した。ビデオメモリ容量は128MBで、実売価格は22,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。これまでに登場しているGeForce4 Ti4200搭載ビデオカードも、製品によってメモリクロックに若干のバラつきがあることが確認されているが、今回の「V8420S」はASUS自身が“高速版”であることをうたっているのが珍しい特徴。同社のプレスリリースによれば、「V8420S」のメモリクロックは他のGeForce4 Ti4200搭載カードに比べて25%高速という550MHzで、さらに高度な設計の8層基板を用いることで高いオーバークロック耐性を実現できたとしている。なお、基板上には3.3nsのEtronTech製DDRメモリチップ(BGAタイプ)を搭載しているのが確認できた。高クロック化によってどの程度のパフォーマンスアップを実現しているのかは実際に試してみないと分からないが、メーカー自らが“高速版”とアピールする珍しい製品だけに、注目の存在となりそうだ。なお、販売中のショップでは「云わばTi4300?」と書いたPOPを貼り付けて販売中。 □V8420S(http://www.asus.co.jp/inside/whatsnew/v8420s.htm) |
前面に透明の開閉パネル、5インチベイ両脇に細長のLEDをそれぞれ装備し、さらにファン回転数調整機能まで持つという多彩な特徴を備えたアルミ製ミドルタワーケース「OWL-PC-60D」シリーズがオウルテックから登場した。カラーバリエーションはシルバーの本体にクリアブルーの開閉パネルを備えた「OWL-PC-60D(SB)」など3種類で、実売価格は22,980円~28,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。5インチベイ両脇の細長のLEDは、電源LEDとしての機能を果たすもので、このLED専用の4ピン電源コネクタ(HDD用と同じ形状)が用意されている。また、LEDは機種によって色が異なり、本体がシルバーの「OWL-PC-60D(SB)」「OWL-PC-60D(SG)」は青、ブラックの「OWL-PC-60D(BC)」は赤のものをそれぞれ採用している。そして、前面に備えたスライド式の切り換えスイッチで前面ケースファンの回転数を3段階に設定できるのも特徴のひとつ。温度を感知して回転数を自動調整するタイプではないが、PCの使用状況に応じて任意に回転数を調節したいという人にはうってつけの機能といえるだろう。ただし、電源ユニットは搭載しておらず、別途入手が必要なので要注意。 □OWL-PC-60Dシリーズ(http://www.owltech.co.jp/web/site/products/pccase/PC60D/PC60D.html) |
ワイヤレスシステムにBluetoothを採用した光学式ワイヤレスマウス「Cordless Presenter」がロジクールから登場した。Bluetoothはデータ通信機器などでの採用例が多いが、同社によればポインティングデバイスでは業界初としている。実売価格は28,800円~29,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。「Cordless Presenter」は、解像度800dpiの光学センサーを搭載した細長のワイヤレスマウス本体と、USB接続の小型受信機がセットになった製品。ワイヤレスシステムにBluetoothを採用したことで、マウス-受信機間の通信可能距離を10mまで向上させたのが大きな特徴だ。その長い通信距離を活かした機能が「プレゼンテーションモード」で、マウス底面のスイッチをこのモードに切り替えると、マウスのボタンでMicrosoft Power Pointのフォワードやバックなどの操作が可能になる。つまり、数メートル離れた場所からでもPCに対してプレゼン資料の画面操作が行なえるというわけだ。さらに、プロジェクターのスクリーンを直接ポイントする際に便利なレーザーポインターも備えており、マウスというよりプレゼン用に特化したアイテムといえそうだ。一般的なワイヤレスマウスに比べてかなり高価だが、PCを使ってプレゼンを行なう機会が多いビジネスマンなどに最適の製品といえそうだ。 □Cordless Presenter(http://www.logicool.co.jp/cf/products/productoverview.html/cdr8.html) |
電気的接点の改善剤「SETTEN No.1」で知られる熱研から独立後、防振ワッシャなどを中心に製品をリリースしているセイシンから、その「SETTEN No.1」のペンタイプとも呼べそうな「Silver Contact Pen」なる製品が登場した。実売価格は約1,600円(OVERTOP、LAOX PC・DO SHOP)。「Silver Contact Pen」は、フェルトペンタイプのペン先でプラグやコネクタなどの端子部に液体を塗ることで、接点の伝送ロスを減らして機器の信頼性やパワーなどをアップさせることができるというもので、その効用は「SETTEN No.1」とほぼ同じ。液体は1,000分の8ミクロンという銀の微粒子を配合したスクワランオイルで、スクワランオイルが接点の金属を浄化するとともに銀粒子がキャリア電子を増加させ、その結果接点の抵抗値を低下させるという。パッケージに記されているキャッチコピーのとおり、まさに「キャップを取ってひと塗りするだけ」で接点の改善ができるというわけで、従来の製品に使いにくさを感じていたという人にはぴったりの製品といえそうだ。使いやすさに加えて価格も手頃とあって、もしかするとこれを機に接点改善剤ブームが再燃することになるかもしれない。 □セイシン(http://www.seisin-m2052.co.jp/) |
容量750MBの新型Zipメディア「Zip 750」に対応したiomega製ドライブ「Zip 750MB」が登場した。今回販売がスタートしたのはUSB 2.0対応モデル(型番32509)で、実売価格は25,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。このほか、IEEE-1394対応モデル(同32511)とATAPI対応モデル(同32488、内蔵ドライブ)もラインナップされている。CD-R/RWドライブなどに比べて国内での普及率が低いZipドライブだが、「Zip 750」では従来の「Zip 250」の3倍となる容量750MBを実現、今回登場したドライブ「Zip 750MB」も最新のUSB 2.0インターフェイスに対応するなど大幅なスペックアップを果たしており、これでシェア挽回を狙おうというわけだ。なお、750MBメディアについては、ドライブには同梱されていないため、別途購入する必要があるので注意が必要。750MBメディアは2,000円程度で単体で販売されている。9月上旬の記者発表では「Zip 750で落ち込んでいるZip製品の出荷台数を持ち直したい」としていた同社だが、果たしてその思惑通り運ぶかどうか今後が注目されるところだ。なお、「Zip 750MB」では100MBメディアは読み出しのみが可能で、書き込みはできないので要注意。 □Zip 750MB(http://www.iomega.com/jp/zip/products/750mb.html) |
PCケースのルックスを重視するユーザーには朗報だ。今週はキューブ系ケース用の交換用フロントパネルが2種類発売となった。一つはエムシージェイのSocket 370対応自作PCキット「CUBE-25」に対応した木製パネルで、実売価格は4,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。木目がプリントされたアクリル板などではなく、本物の木を用いているというあたりがユニークだが、販売を行なっているUSER'S SIDE本店によれば、製作についても「国内でスピーカー職人が手作りした」とのことで、木の質感にはこだわるという人も要チェックといえそうだ。同店では7月に「CUBE-50」用の木製パネルも展示していたが、こちらの販売時期などについては現時点では不明となっている。もうひとつはShuttle製Socket 478対応自作PCキット「SS51G」対応の透明アクリルパネル。すでに販売中の赤、緑に加えて、新たに青のカラーバリエーションが増えた。実売価格は2,180円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、これは同型のPCケースを採用したSocket A対応モデルの「SS40G」でも利用可能となっている。いずれの製品も、安価かつ手軽にPCケースのイメージチェンジを図れるのが嬉しいところだ。 |
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