紙メモ対応の小型電子ペン入力装置が登場、筆跡をそのまま入力
「PC Notes Taker」は、ボールペンと一体化した専用ペンと、ペンの動きを読み取るUSB接続のスキャナユニットから構成される製品。スキャナユニットに付いているクリップで紙(最大A4サイズまで対応)を挟み、紙の上に専用ペンで文字やイラストなどを書くと、その内容がリアルタイムにPCに取り込まれるというもので、機能的にはタブレットに近いといえる。ただし、同店によれば「マウス代わりのポインティングデバイスとしては利用できなかった」とのことだ。
また、スキャナユニットにはペン立てとして使える穴のほか、「Virtual Button」という5つの窪んだボタンが用意されている。「Virtual Button」は、書いた内容の消去や保存などといった5種類の機能が割り当てられており、ペン先でつつくことでそれら機能の利用が可能だ。
具体的な原理は不明だが、すでに同様の構造のものがいくつか発表されており、それらと同じだとすると、スキャナユニット側から超音波を発してペンの動きをリアルタイムに検出するというタイプのようだ。この方式は専用のタブレットなどを必要としないため、場所をとらず、より自然な感覚で文字や絵を入力できるというメリットがある。
紙に書いた内容を読み取るという仕組みのため、絵のレタッチなどを行なうことはできないが、簡単なイラストを書いてその場でPCに取り込みたいときなどにこの「PC Notes Taker」は有用だろう。伝言メモをそのままデジタルデータ化するといったビジネスユースにも利用できそうだ。
□PC Notes Taker(Pegasus Technologies)
http://www.pegatech.com/PcNoteTaker.html
□手書き筆跡をオンライン入力する超音波型電子ペンを開発(富士通)
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2002/03/5.html
□関連記事
【2002年9月24日】塩田紳二のPDAレポート Windowsでもペン「InkLink」(PC Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0924/inklink.htm
(Pegasus Technologies PC Notes Taker) |
[撮影協力:ぷらっとホーム]
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