一般的なmicroATXマザーボードが搭載可能というEnlight製の15インチTFT液晶ディスプレイ一体型PCケースのサンプル展示がパソコンショップ アークで始まった。製品はタッチパネル付き/黒色モデルとタッチパネルなし/銀色モデルの2種類。同店での予価は前者が124,800円、後者が92,800円で、近日入荷予定としている。
本体を正面から見ると、一体どこにマザーボードを搭載するのかと思ってしまうほどコンパクトな製品だが、実は液晶ディスプレイの裏側にかなり厚みのある専用スペースが設けられており、ここにmicroATXマザーボード(最大対応サイズ244mm×220mm)の収納が可能になっている。そのほか、台座部分にスピーカーやスリムタイプ光学ドライブ用ベイ、3.5インチベイ、LowProfile対応拡張スロット×4、電源ユニット(SFXタイプ、200W)を装備している。
液晶ディスプレイやスピーカー用のケーブルは、液晶ディスプレイ背面の台座との付け根あたりから伸びており、これらをビデオカードやサウンドカードと接続するかたちになる。DVI接続に対応していないのはちょっと残念なところかもしれない。
なお、本体と一緒に展示されているパンフレットは、同型ケースを採用した自作PCキットモデル「XimFlex LCD-PC(IB 7686)」のものだが、同店ではFDDとスリムタイプCD-ROMドライブがセット(マザーボードは別売り)になった製品が入荷する予定になっているという。また、液晶ディスプレイの解像度については「おそらくXGA対応」とした上で、詳細仕様については今後調査するとしている。
これまでにも液晶ディスプレイ一体型の自作PCキットはいくつか登場しているが、microATXマザーボードが搭載できる汎用ケースはこれが初めて。省スペース性重視の自作ユーザーは今後に要注目だ。
□XimFlex LCD-PC(Enlight)
http://www.enlightcorp.com/ewebsite/product/show_product.asp?SN=064
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| (Enlight製品) |
[撮影協力:パソコンショップ アーク]