10月にスリートップ2号店でサンプル展示されていたBONA Computech製のATX12V対応ACアダプタ電源キット「IS002」の製品版がようやく発売となった。実売価格は17,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
このキットは、ATX電源ユニットの代わりにACアダプタを利用することで静粛性を確保するというのが主な目的で、製品はACアダプタ本体とACアダプタからの出力をPCパーツ用の電源コネクタに変換する基板で構成される。過去にも同様の製品が登場しているが、このキットはSocket 478マザーボードなどでも利用できるという特徴を持っており、変換基板上には20ピンのATX電源コネクタなどのほかにPentium 4特有のATX12Vコネクタも装備している。
しかし、対応電源容量が最大125Wと大きいこともあり、ACアダプタには小型の冷却ファンが内蔵されており、スリートップ2号店いわく「ファンの動作音はかなり小さいが、静かな環境だと気になるかもしれない」とのこと。ただ、ACアダプタの電源ケーブルがかなり長めなので、PCから離れた場所にACアダプタを設置することで静粛性を確保するという方法もある。なお、同店によれば、ACアダプタへの負荷が低いときはファンは自動で停止するとのこと。
そのほか、製品版では展示時にはなかったATX電源ユニットと同サイズのシールド板が付属しているのも特徴のひとつ。これを利用することで、タワー型ケースなどへの変換基板の設置が楽に行える。
ACアダプタがファン内蔵なのは、完全なファンレス化を目指すファンレスPCマニアとしては残念なところだが、Pentium 4を利用して静音PCを自作するといった場面においては有用なアイテムとなることは間違いないだろう。
□BONA Computech
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021019/etc_atx12vac.html
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[撮影協力:スリートップ2号店]