先々週に一部ショップでサンプル展示されていた、USB 2.0やUltra ATA/133などの最新機能を搭載したVIA製microATX対応Socket 370マザーボード「C3M266-L」が販売スタートとなった。実売価格は10,500円~10,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「C3M266-L」が搭載するチップセットはDDR266、USB 2.0、Ultra ATA/133をサポートするApollo CLE266+VT8235。このチップセットを搭載する製品はすでに同社製Mini ITXマザーボード「EPIA-ME6000」などが発売されていて、とくに珍しいわけではないが、Socket 370マザーボードとの組み合わせは今回が初めてだ。Socket 370マザーボードはUSB 1.1、Ultra ATA/100どまりの製品がほとんどだっただけに、「C3M266-L」は注目の製品といえるだろう。
装備する主な機能やインターフェイスは、前述のUSB 2.0、Ultra ATA/133のほかAGP 8X対応VGA、6チャネル出力対応サウンド、10Base-T/100Base-TX対応LAN。拡張スロットはPCI×3、CNR×1、DDR SDRAM対応DIMM×2(最大2GB)を搭載している。残念ながらApollo CLE266は外部AGPスロットには対応しておらず、マザーボード上にもAGPスロットはない(しかし、なぜかマニュアルにはBIOSから「4X」「2X」などの値が設定できる「AGP Mode(External)」という機能に関する説明がある)。
AGPスロットを搭載していないのは惜しいが、USB 2.0やUltra ATA/133などをサポートするのに加え、価格のこなれたSocket 370対応CPUが利用できるとあって、「C3M266-L」はコストパフォーマンス重視派にとっては有力な選択肢となりそうだ。
□Apollo CLE266(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/en/apollo/cle266.jsp
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【2002年12月7日】USB 2.0/Ultra ATA/133対応のSocket 370対応マザー展示中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021207/etc.html#c3m266
| (VIA C3M266-L) |
[撮影協力:コムサテライト2号店]