一部ショップで先週展示されていた星野金属製自作PCキット初の外付けATX電源ユニット採用製品「Cream」「Baron」の2機種が販売スタートとなった。両機種ともSocket 478対応で、カラーはホワイトパールマイカ、シルバーメタリック、ブラックの3種類が用意されている。実売価格は59,979円~60,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
サイズは「Cream」が高さ206×幅153×奥行き285mm、「Baron」が高さ250×幅175×奥行き296mmで、キューブ系と呼ぶにはやや高さはあるが、コンパクトさはキューブ系とほぼ同レベルだ。もちろん電源ユニットには同社製外付けタイプの「Varius EX350」を採用。これまでに登場した「Varius EX350」採用のPCケースはサイズが大きくていまいち、と感じていた人も、これらの製品には食指が動くかもしれない。
ドライブベイは「Cream」が5インチ×1、3.5インチシャドウ×1、「Baron」が5インチ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×2。「Cream」より背が高いとはいえ「Baron」のサイズでこれだけ豊富なドライブベイを装備しているのは注目に値するといってもよいだろう。また、採用マザーボードは「Cream」「Baron」ともにShuttle製i845GEチップセット搭載Socket 478マザーボードの「FB51」で、両機種ともAGP/PCIスロットが利用可能だ。
そのほか、両機種ともドライブベイをケース本体からそっくり取り外したり、シャドウベイを手前にドアのように開いたりすることが可能で、パーツの取り付け作業などが行いやすくなっているのも大きな特徴。電源が外付けということもあり、ドライブベイを取り外すとケース内部にはかなり広めの作業スペースが確保できる。
コンパクトなPCケースに「Varius EX350」を採用しているのはもちろんだが、AGP/PCIスロットだけでなく豊富なドライブベイが利用できる点で「Baron」はとくに注目の製品といえる。拡張性を重視する小型PCマニアは要チェックだ。
□Cream/Baron(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/ex_barestyle/
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【2002年12月21日】星野金属から電源外付けの小型PC自作キットが近日デビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021221/etc_baron.html
| (星野金属 Baron) |
| (星野金属 Cream) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.とツクモParts王国]